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2013 Fiscal Year Research-status Report

心臓足首血管指数の測定を導入した看護的治療「フットケア」の評価に関する実証的研究

Research Project

Project/Area Number 24792425
Research InstitutionAkita University

Principal Investigator

阿部 緑  秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (50436185)

Keywordsフットケア
Research Abstract

心臓足首血管指数を測定できる『血圧脈波検査装置VaSera(バセラ)』を導入し、看護的治療「フットケア」を定量的に評価することで、日常的に実施されている「フットケア」について、科学的根拠の礎を築くことを目的に研究を開始した。
血圧脈波検査装置VaSera(バセラ)で測定される「CAVI(キャビィ:Cardio Ankle Vascular Index)」は、大動脈を含む心臓から足首までの動脈硬化度を反映する指標であり、測定時の血圧の影響を受けることなく血管固有の硬さを評価できる動脈硬化指標として開発されたもので、短時間で簡便に測定可能な為、導入に至った。
研究所初年度と比べ、実際の測定場所は確保できたが、簡易式のベッドを広げ、検査装置を設置すると研究者が移動するスペースがなく、検査開始から終了までの時間が予想以上にかかってしまう状況があった。また、継続して経過観察できる対象者の選定には難渋しており、外来看護師と連携を図りながら、対象者を確保していくことが重要である。
対象者が少なかった昨年と比較すると、継続して外来通院している対象者がおり、数ヶ月経過した現在、CAVI値が若干であるが改善していた。爪切りや足の手入れを自宅でも継続しており、その効果について今後も評価していく予定である。
動脈硬化の成り立ちから考えると、すぐに良好な結果が出るものではない為、長期的な視点を持って関わって行く必要があり、引き続き調査を進める。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

昨年度に比べ、調査スペースの確保はできたが、継続して評価できる対象者の確保に難渋している。大学病院では、体調等により地元の病院へ通院する患者も多く、新規で調査協力してくださる患者はいても、継続評価という点においては、厳しい状況である。そのような中でも、外来看護師と連携を図り、少人数でも良いので継続評価可能な対象者を選定し、研究協力を仰いでいく必要がある。

Strategy for Future Research Activity

研究協力者を確保するため、外来看護師との連携を図る。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

2013年度も継続してデータを収集し分析する予定であったが、予定数のデータを収集することができなかった。予定数のデータを収集できなかった理由としては、病院の改修工事に伴い、データを収集する場所の確保が困難であり、測定器を使用するスペースも確保が困難であった。
次年度もデータ収集を継続しし分析を行うこととし、未使用額はその経費に充てることとしたい。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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