2012 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
24792429
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
足立 智美 浜松医科大学, 医学部, 助教 (50377735)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 子宮頚部異形成 / 子宮頸がん検診 / 中度異形成 / 高度異形成 / 外来看護 |
Research Abstract |
子宮頸がんの増加に伴い、子宮頚部異形成と診断される女性も増加している。特に中度/高度異形成と診断された女性は、新たな検査や手術が必要となり短期間での意思決定が求められる。しかし、癌と診断された患者とは異なり、看護者からのサポートがいまだ不十分である。また、無症状のことが多く突然の診断を受ける状況の中、情報不足や間違った病気に対する認識により混乱や不安など不適切な対処行動が問題止まっている。 そこで、平成24年度は子宮頸部異形成患者への看護者からのサポートの実態解明にむけて、看護者に質問紙調査を行った。 1) 対象:静岡県、愛知県、三重県、岐阜県、神奈川県の医院、病院に勤務し子宮頸がん検診に携わる看護師・助産師。2)データ収集方法:調査依頼書を同封した質問紙を各施設の長へ送付し、調査研究への同意の有無を調査した。同意の得られた施設に質問紙を送付し、各施設長から対象者へ配布を依頼した。無記名自記式質問紙調査を実施し郵送にて回収した。質問紙の返送をもって同意が得ることを表記し同意を得た。質問紙は1000部配布し421名から回答を得た。3)調査内容:属性(経験年数、年齢、子宮頸がん検診受診経験)、子宮頸がん検診受診者への対応の実態、子宮がん検診受診者が利用できる院内環境、子宮頸がん検診受診者からの看護者へのニーズの実態、看護師・助産師のコミュニケーションスキル等を調査した。現在質問紙の入力・分析を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
質問紙の作成が想定よりも時間がかかったため、印刷、発送作業が遅れた。
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Strategy for Future Research Activity |
平成24年度に実施した質問紙調査の結果を分析しまとめ、学会発表の準備を行う。 また、質問紙調査から得られた看護の実態を踏まえ、平成25年度から26年度の2年間は異形成患者が適応する過程と医療者へのニーズを明らかにするために、異形成患者への面接調査を実施する予定である。倫理委員会へ申請し承認が得られたのちに開始する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成24年度の質問紙調査結果を分析し学会発表にむけての準備を行う。 平成25年度の面接調査に必要な物品を購入し、面接環境に必要な物品を用意する。また、面接に必要な交通費、謝礼を用意する。逐後録の作成は業者に依頼する。 情報収集のための図書・雑誌購入、学会参加、セミナー参加を予定している。
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