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2013 Fiscal Year Research-status Report

子宮頸部異形成患者の看護実践モデルの構築にむけて

Research Project

Project/Area Number 24792429
Research InstitutionHamamatsu University School of Medicine

Principal Investigator

足立 智美  浜松医科大学, 医学部, 助教 (50377735)

Keywords子宮頚がん / 中度異形成 / 高度異形成 / 外来看護
Research Abstract

子宮頸がんの増加に伴い、子宮頚部異形成と診断される女性も増加している。特に中度/高度異形成と診断された女性は、診断と同時に新たな検査や手術が必要となり短期間での意思決定が求められる。しかし、癌と診断された患者とは異なり看護者からのサポートがいまだ十分であるとは言えない状況である。また、中度/高度異形成と診断された女性は診断時には無症状のことが多く、突然の診断を受けるために情報不足や間違った病気に対する認識によって混乱に陥ったり、過度の不安を抱き日常生活に支障を起こすなど適切な対処行動ができないことがあり本研究を計画した。
平成24年度に実施した子宮頚部異形成患者への看護者からのサポートの実態解明に向けての看護者に対する質問紙調査(有効回答率約4割)の結果を分析した。その結果約9割の看護者が中度/高度異形成と診断された女性への看護の必要性を感じていた。実際の援助は不安や動揺・不明点の確認、表情や態度で見守っていることを示していた。中度/高度異形成と診断された女性からの看護者への質問としては、将来の妊娠・結婚への不安、癌への不安、子宮摘出への不安、治療費の不安、死への不安、不眠や食思不振の訴え等が寄せられたことが明らかとなった。しかし、看護者による個別指導の実施は1割に満たなかった。今後は、中度/高度異形成と診断された女性自身がどのように感じ、どのような看護を求めているのか質的研究を行って調査する必要がある。
平成25年度は質問紙の入力・分析を行い、中度/高度異形成と診断された女性への質的研究の準備を行い倫理委員会の承認を得た。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

平成24年度の質問紙調査の分析と並行して質的調査の準備を行い、倫理委員会の承認を得たが当初の予定通りには対象者の協力が得られていないため。

Strategy for Future Research Activity

今後は子宮頸がん検診で実際に中度/高度異形成と診断された女性に対する質的調査を行い受容過程に必要な看護を考える。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

当初の研究計画では質的調査を実施する予定であったが、研究準備が遅れ、研究協力者が集まらなかったため。
学会発表、質的調査依頼のリクルート、質的調査にかかわる謝礼、旅費、図書、セミナー等で使用する予定である。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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