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2014 Fiscal Year Research-status Report

子宮頸部異形成患者の看護実践モデルの構築にむけて

Research Project

Project/Area Number 24792429
Research InstitutionHamamatsu University School of Medicine

Principal Investigator

足立 智美  浜松医科大学, 医学部, 助教 (50377735)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2017-03-31
Keywords子宮頸がん検診 / 子宮頚部異形成 / 中等度異形成 / 高度異形成 / 外来看護
Outline of Annual Research Achievements

子宮頸がんの増加に伴い、子宮頚部異形成と診断される女性も増加している。特に、中等度・高度異形成と診断された女性は、新たな検査や手術が必要となり短期間での意思決定が求められる。しかし、癌と診断された患者とは異なり、看護者からのサポートがいまだ不十分である。また、診断時には無症状のことが多く突然の診断を受ける状況の中、情報不足や間違った病気に対する認識により混乱や不安など不適切な対処行動が問題となっている。
本研究では平成24年度に子宮頚部異形成患者への看護者からのサポートの実態解明に向けて看護者に質問紙調査を行った。平成25年度~26年度にかけて分析を行った結果、中等度・高度異形成と診断された女性への看護の必要性は「必要がある・かなり必要がある」と87.4%が回答した。個別指導は「行われていない」が89.2%で、理由は「医師が実施」74.1%、「時間がない」16.1%だった。看護者は「表情や態度で見守っていることを示した」55.6%、「強い不安や気持ちの動揺がないか確認した」52.5%、「結果の内容について分からないことがないか確認した」53.0%などの実践を行っていた。また看護者の課題としては「異形成の知識がない」55.1%、「悪い知らせを告知された患者心理に関する知識がない」69.4%、「患者が悪い知らせを受けた後、
声のかけ方が難しい」52.3%であった。
平成26年度は実際に中等度・高度異形成と診断された女性に対する質的調査の準備を行い、プレテストとして2名から診断時の様子の把握を行った上で1名の面接を行った。現在対象者の募集を続け、分析を進めている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

質的調査の対象者の応募が想定よりも少なかったため遅れている。

Strategy for Future Research Activity

平成24年度に実施した質問紙調査の結果を学会発表する。
質問紙調査から得られた看護の実態を踏まえ、異形成患者が適応する家庭と医療者へのニーズを明らかにするために質的調査を実施し分析する。

Causes of Carryover

質的調査の対象条件を満たす研究協力者の応募が想定よりも得られなかったため、質的調査にかかわる経費が発生しなかった。

Expenditure Plan for Carryover Budget

研究協力者の応募を募るポスターを作成、掲示依頼を実施する。
質的調査症例数の増加に伴う謝礼、旅費、逐語録の作成経費を使用する。
学会発表に必要な翻訳費用、ポスター作製費用、旅費、学会参加費を計上する。

URL: 

Published: 2016-06-01  

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