2015 Fiscal Year Annual Research Report
スマートなものづくりにおけるデザイン支援に関する研究
Project/Area Number |
25242007
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
池田 靖史 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科, 教授 (20296768)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 浩也 慶應義塾大学, 環境情報学部, 准教授 (00372574)
水野 大二郎 慶應義塾大学, 環境情報学部, 准教授 (00533770)
松川 昌平 慶應義塾大学, 環境情報学部, 准教授 (10644958)
高汐 一紀 慶應義塾大学, 環境情報学部, 准教授 (40272752)
筧 康明 慶應義塾大学, 環境情報学部, 准教授 (40500202)
増井 俊之 慶應義塾大学, 環境情報学部, 教授 (60443222)
仰木 裕嗣 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科, 教授 (90317313)
脇田 玲 慶應義塾大学, 環境情報学部, 教授 (90383918)
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Project Period (FY) |
2013-10-21 – 2016-03-31
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Keywords | ものづくり / デジタル・ファブリケーション / デザイン / ファブ・キャンパス |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度までの研究活動を元に本研究が目指す「スマートなものづくり」とそれによるデザイン活動について、各研究分担者による社会実用実験、地域連携実験、教育実験や開発研究実験による知見などを整理し、慶應義塾湘南藤沢キャンパス(SFC)をモデルにしたその支援の具体的な方策を整備構想としてまとめた。その重要な前提として、これからの社会ではデジタル情報世界と物質世界を活発に横断して、2つの世界を繋げるモノやサービスの実験的なプロトタイピングをする自由を個人個人が獲得すべきだとし、そのためには目的や熟練度、知識などが異なる様々なレベルの個人ができるだけ容易に「スマートなものづくり」によるデザイン活動にアクセスできるようにすることが必要であると結論した。その結果、キャンパスをこうした活動が実現された未来社会に見立て、個人が必要となる新たな創造性を高め、深めていくための仕組みを一カ所のセンターが担うのではなく、キャンパス全体に分散し、底辺の拡大と高度化を同時に実現する方針とした。すなわち、スマートなものづくり支援施設をキャンパス内に戦略的に分散配置し、製作だけでなく利用後には分解して資源に循環するサイクルまでを実験的に推進する提案をSFCファブキャンパス構想という形でまとめ、平成28年度からの運用開始に結びつけた。このファブキャンパス化実現に先立ち、本研究の分担研究者を中心としたメンバーで「ファブキャンパスの未来」と題した一般公開シンポジウム を催し、これまでの研究活動からスマートなものづくりがもたらす可能性について知見の共有や議論を行うと共に、その内容を広く社会に対して発信することができた。本研究を進める中で、情報技術を応用したスマートなものづくりがデザイン自体にも影響し素材加工だけでなく利用や廃棄までの過程にも課題が残されていることが分かり、今後の研究対象とすることを計画している。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(17 results)