2016 Fiscal Year Annual Research Report
Heian Literature in Translation: A comprehensive investigation centered on The Tale of Genji of translations into world languages.
Project/Area Number |
25244012
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Research Institution | National Institute of Japanese Literature |
Principal Investigator |
伊藤 鉄也 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (10232456)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野本 忠司 国文学研究資料館, 研究部, 准教授 (20321557)
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Project Period (FY) |
2013-10-21 – 2017-03-31
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Keywords | 源氏物語 / 翻訳 / 日本文化 / 十帖源氏 |
Outline of Annual Research Achievements |
本科研では、「翻訳から見た日本文化の変容」と「『十帖源氏』の翻訳と研究」という2本の柱を立てて課題に取り組んでいる。当初の予想以上に膨大な成果が得られたので、それらのすべては科研のホームページ「海外源氏情報」(http://genjiito.org)を通して公開している。 本年度は、各国語に翻訳された『源氏物語』33言語のうち、最古の中国語訳である銭稲孫訳等について日本語への訳し戻しを実施して公開した。あわせて『源氏物語』本文と各翻訳についての比較検討も行った。インドで開催した「第8回 インド国際日本文学研究集会」(平成28年11月11日(金)・12日(土)にインド・ニューデリー)の中心的なテーマとなるインドの諸言語についての翻訳も実施した。インドの言語とは、ウルドゥー語・ヒンディー語・ベンガル語・オディア語・パンジャービー語・マラヤーラム語である。また、翻訳の元となる各国語訳『十帖源氏』「桐壺」(現代語訳)の補訂も行った。なお、これらの翻訳データについては、『海外平安文学研究ジャーナル』の第6号および『同 インド編』に掲載し、本科研のサイトでも公開している。 報告書としては、『日本古典文学翻訳事典2〈平安外語編〉』、『海外平安文学研究ジャーナル』(ISSN番号2188-8035)の第5号(5.0)、第6号(6.0)とインドで開催された国際集会の内容をまとめた、『同 インド編』を編集・発行した。対外的な活動としては、上記インドでの国際集会以外に、研究会を平成28年6月18日(土)に京橋区民館(東京都中央区)で開催した。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Remarks |
過去4年間の活動報告に留まらず、電子ジャーナル『海外平安文学研究ジャーナル 6-6』、『日本古典文学翻訳事典 1,2』や膨大な翻訳情報のデータベースを公開する。
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