2014 Fiscal Year Annual Research Report
成長、危機、民主主義――政策レジーム転換と社会的連合の政治経済分析
Project/Area Number |
25245023
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
眞柄 秀子 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (50219292)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井戸 正伸 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (00232497)
山田 鋭夫 名古屋大学, 経済学研究科(研究院), 名誉教授 (10024978)
西 洋 阪南大学, 経済学部, 准教授 (10509128)
福田 耕治 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (20165286)
藤田 菜々子 名古屋市立大学, 経済学研究科(研究院), 准教授 (20438196)
矢内 勇生 神戸大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 講師 (50580693)
植村 博恭 横浜国立大学, その他の研究科, 教授 (70184976)
白鳥 浩 法政大学, その他の研究科, 教授 (70285477)
原田 裕治 福山市立大学, 都市教養学部, 准教授 (70313971)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 経済成長 / 経済危機 / 民主主義 / 比較政治経済学 / 政策レジーム / 社会的連合 / 国際研究者交流 / ヨーロッパ |
Outline of Annual Research Achievements |
2014年度は本プロジェクトの研究が大きく進んだ一年となった。7月の早稲田大学における国際シンポジウムと11月のEU大学院大学(イタリア、フィエーゾレ)におけるEUI共催国際シンポジムという二つの大規模な国際会議を中心に、研究分担者だけでなく、海外研究協力者などが最先端の研究を報告する機会をもつことができた。 具体的には、2014年7月の国際シンポジウム(於:早稲田大学)では、R.ボワイエ(フランス米州研究機構)、A.マルティネッリ(ミラノ大学)、R.ドーア(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)らを招聘し、若手研究者の最新の研究と組み合わせて経済成長、経済危機、民主主義の課題と可能性を多面的に検討することができた。また、2014年11月の国際シンポジウム(於:EUI)では、P.シュミッターにEUI側の受け入れ教授になってもらい、EUIと早稲田大学の共催という形で国際シンポジウムを開催することができた。海外からはW.シュトレーク、R.ボワイエ、B.アマーブル、H.B.イム、L.C.ブレッセル=ペレイラらを含むアジア、ラテンアメリカ、欧州各国の有力な政治学、経済学および社会学の研究者を招へいするとともに、日本側からは本プロジェクトの研究分担者に加えて、若手の研究協力者(博士課程院生)もシンポジウムに参加し、研究報告を行った。特にEUIシンポジウムでは、EUI側の教員、研究者、博士課程院生らも多数参加し、プロジェクトメンバーの研究報告のそれぞれに対して、活発な議論が展開された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
2014年7月の国際シンポジウム(於:早稲田大学)および11月のEUI共催国際シンポジウム(於:EU大学院大学、イタリア・フィエーゾレ)という二つの大規模な国際会議を成功させることができた。そこでは、政策レジームという新しい分析的概念を定着・発展させ、経済成長と経済危機の間で、各国でどのような社会的連合が優勢になるかによってその国の経済運営のあり方が規定されるという枠組みを明確に提示するとともに、新たな政治経済モデルを提出することができた。上記の国際シンポジウムで報告された研究は先端的かつレベルの高い研究がほとんどであった。それらは、二巻の論文集という形で海外より国際発信する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、本プロジェクトの当面の研究成果を海外で出版し、幅広い国際発信を心がける。また、本プロジェクトの研究代表者(眞柄)は、学際的な国際学会であるSASE(Society for Advancement of Socio Economics)の年次大会(於:ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)において、本プロジェクト海外研究協力者であるブルーノ・アマーブル教授(パリ第一大学)とともに、ミニ・カンファレンスの中の資本主義の多様性と社会的連合に関するプログラムを組織し、6つのセッションを企画している。今後は、本プロジェクトの研究分担者だけでなく、中堅から若手を中心とした国内外の研究協力者との新たな交流も視野に入れて、プロジェクトの広がりや今後のさらなる発展を探りたい。
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Research Products
(32 results)
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[Presentation] Abenomics and Japanese politics2014
Author(s)
Masanobu Ido
Organizer
Growth, Crisis, Democracy: The Political Economy of Social Coalitions and Policy Regime Change
Place of Presentation
European University Institute, Siesole, Italy
Year and Date
2014-11-26 – 2014-11-28
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