2015 Fiscal Year Annual Research Report
次世代分子イメージング機器:PET/OMRI一体型撮像装置の開発
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25253077
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
山本 誠一 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00290768)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
市川 和洋 九州大学, 先端融合医療創成センター, 教授 (10271115)
畑澤 順 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70198745)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | PET / OMRI / 一体型装置 / 分子イメージング |
Outline of Annual Research Achievements |
フリーラジカルは脳梗塞、糖尿病やガンなど多くの疾患に関係すると考えられている。PETはポジトロン核種で標識した分子プローブ分布を撮像可能で疾患の検出に有効であるが、フリーラジカルの分布をイメージングすることはできない。オーバーハウザー効果MRI(OMRI)は,生体内のフリーラジカルの分布をイメージング可能な方法として知られる。PETとOMRIを一体化できれば,生体中のPET分子プローブと,フリーラジカルの分布を同時撮像可能な新しい装置になる可能性がある。これまでにPET/OMRI一体型装置を開発し、開発したPET/OMRI一体型装置を用いて,ファントムを用いたPETによるポジトロン核種とOMRIによるニトロキシルラジカル溶液の同時測定を行い,相互影響の無い同時測定画像を得ることができた。 今年度は開発したPET/OMRI一体型装置を用いてマウスの同時測定を行った。F-18-NaF (10MBq)を静注し、ニトロキシルラジカル(1.5m Mol)を経口投与したマウスのPET画像を撮像した。PET画像ではマウスの骨へのF-18-NaFの集積が、また OMRI画像ではニトロキシルラジカルの信号増強を観察できた。PETとMRI及びOMRIとの融合画像を作成し、PETの分子プローブとOMRIのラジカルプローブの融合画像を得ることができた。 小動物用PET/OMRI一体型装置を開発し、生体中のPET分子プローブとラジカルプローブ分布の同時撮像に成功した。開発した一体型装置は新しい分子イメージング装置になりうる可能性があることが明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
開発したPET/OMRI一体型装置を用いてマウスの同時測定を行うことができた。またPET/OMRI一体型装置の開発に関して、国際学会に2回発表することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
小動物用PET/OMRI一体型装置を開発し、生体中のPET分子プローブとラジカルプローブ分布の同時撮像に成功した。開発した一体型装置は新しい分子イメージング装置になりうる可能性があることが明らかになった。今後、英文論文を作成し、権威ある国際科学誌には論文発表を行っていく。
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Research Products
(4 results)