2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
25282008
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Research Institution | Kobe Design University |
Principal Investigator |
相良 二朗 神戸芸術工科大学, 芸術工学部, 教授 (10330490)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
種村 留美 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (00324690)
中園 正吾 兵庫県立福祉のまちづくり研究所, その他部局等, 研究員 (80709907)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 認知症高齢者 / 促し装置 / MCI |
Outline of Annual Research Achievements |
調査班は、在宅独居高齢者(日中独居高齢者を含む)に対して、ETUQ-Japan(Everyday Technology Usage Questionnaire-Japan: 日本版日常生活機器等市場状況調査)を用いて訪問インタビュー調査を継続実施し、通算183事例(健常高齢者132名、アルツハイマー症31名、MCI9名、その他11名)の結果を得た。これら183名の調査において、本人や家族から訴えがあった生活上での困りごとや不安要素、問題となったことなどを整理し、4つのカテゴリーに分類した。①生活上重要あり、かつ促しが有効な問題、②生活上重要であるが、促しでは解決できない問題、③促しが有効ではあるが、あまり重要でない問題、④重量性や関連性が希薄な問題。 開発班は、この結果を受けて、①生活上重要であり、かつ促しが有効な問題に対して、促し装置の試作開発を行った。①に上げられたものは、ガスコンロの消し忘れ、電子レンジからの取出し忘れや不適切なものの過熱、炊飯器の利用、玄関の施錠忘れや施錠確認、洗濯機の使用手順、テレビやこたつ、ホットカーペットなどの消し忘れである。 ガスコンロの消し忘れと洗濯機の使用手順の提示について、アンドロイドタブレット上で動作するアプリケーションソフトウェアを開発した。自らの記憶低下を自覚している若い人ででは操作も可能であり、有効性が認められたが、実際の動作状態とのリンクが必要であり、タブレットから離れても促しが届くことが必要である。 玄関の施錠については、マグネットとホールラッチICの組み合わせで施錠状態を確認できる装置を考案した。 また、室内の気候をモニターし、高温多湿などの状態を知らせ、適切な行為を促す装置を開発した。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)