2015 Fiscal Year Annual Research Report
Development and Evaluation of Flip Educational Environment for Competence of Rivise Logical Text
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25282060
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Research Institution | Future University-Hakodate |
Principal Investigator |
椿本 弥生 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 准教授 (40508397)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 篤 国立研究開発法人情報通信研究機構, 先進的翻訳技術研究室, 主任研究員 (10402801)
岩倉 裕子 (大塚裕子) 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 特任准教授 (10419038)
Ruthven Stuart 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 准教授 (40278148)
柏野 和佳子 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 音声言語研究領域, 准教授 (50311147)
冨永 敦子 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 准教授 (60571958)
Dominic Bagenda 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 准教授 (90552050)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 論理構成の推敲 / 反転学習 / eラーニング / 修辞構造理論 / ブレンド型学習 / 詳細化アウトライン / アカデミック・ライティング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,「論理構成を推敲する力」の育成と,その育成方法の汎用化である。そのために,(1)学術的文章の産出と推敲の方法を学べるオンライン教材,および(2)学習者の文章の論理構成の情報を自動的に学習者にフィードバックすることで,学習者自身による反復推敲を支援するツールの開発,を行うことである。 (1)についてはアカデミック・ライティングに必要な知識・技術の要素をテクニカルライティングの文献などをもとに整理し,それらをもとにeラーニングコンテンツを順次開発した。コンテンツは,マイクロソフト社のパワーポイントや市販のソフトウェアを用いて作成した。また,コンテンツに対応したテキストブックの第1版を作成し,学生にeラーニングとともに活用させた。この時点で,(1)に関する開発はほぼ全て完了し,本研究の実践の場として設定しているアカデミック・ライティング講義はほぼ完全に反転学習形態となった。 (2)については論理構成タグの開発や詳細化アウトラインの作成要件などを整理し,システム開発のためのデータ収集の準備を進めた。平成27年9月に,これまで収集してきたテキストを用いて仕様を決定しようとしたところ,集めたテキストだけでは有用なタグが決定できないことが判明した。その結果,研究代表者と分担者らによって,追加でテキストの収集を行った。しかしながら,多様なテーマかつ論理的な文章である必要があったことから,追加の研究期間を要した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成27年9月までに,テキストの分析およびタグ決定を行う予定であったが,平成27年9月に,論理構成自動推定ツールの開発にあたり,これまで収集してきたテキストを用いて仕様を決定しようとしたところ,集めたテキストだけでは,有用なタグが決定できないことが判明した。その結果、追加でテキストの収集を行った。しかしながら,多様なテーマで,論理的な文章,かつ著作権が伴わない文章である必要があることから3ヶ月の期間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
研究期間の延長を申請し,追加で収集したテキストを用いて,論理構成自動判定ツールの開発を行う。それにより,本研究の目的(1)および(2)を両方達成することを目指す。
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Causes of Carryover |
論理構成自動推定システムのための言語データの収集と作成に遅延が生じたため,予算の活用が遅れた。そのため,次年度使用額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
論理構成自動推定システムのための言語データの収集と作成に用いる。
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