2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
25282203
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
中田 由夫 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (00375461)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 幸一 筑波大学, 医学医療系, 教授 (80463826)
小林 裕幸 筑波大学, 医学医療系, 教授 (70536218)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 肥満 / 減量 / リバウンド / インターネット / 身体活動 |
Outline of Annual Research Achievements |
肥満者に対する減量支援後、長期的に減量した体重を維持することは非常に困難である。本研究では、肥満者を対象に3ヵ月間の減量介入をおこなった後、参加者が自宅で測定した体重と身体活動量がデータサーバに登録されるインターネット(web支援)システムを利用し、そのデータを基に支援者が定期的にフィードバックメッセージを送ることで、その後2年間の長期的減量維持が可能となるかどうかをランダム化比較試験により検証することを目的とする。 平成26年度においては、研究参加者募集、ベースライン測定、集団型減量支援、3ヵ月目測定とランダム割付をおこなった。研究参加者の募集を開始するにあたり、研究参加者募集用ホームページを作成し、平成26年7月1日にUMIN登録をおこなった(UMIN000014428)。目標参加者数は130人であり、第1集団として水戸市で64人、第2集団として筑西市で69人がベースライン測定に参加し、計133人と目標参加者数をクリアしたことから、研究参加者募集は終了した。 第1集団の水戸市では、ベースライン測定に参加した64人中、55人が適格条件を満たした。3ヵ月間で初期体重の5%以上の減量を達成したのは49人であり、ランダム割付の結果、介入群24人、対照群25人に割り付けられた。第2集団の筑西市では、ベースライン測定に参加した69人中、64人が適格条件を満たした。3ヵ月間で初期体重の5%以上の減量を達成したのは46人であり、ランダム割付の結果、介入群23人、対照群23人に割り付けられた。 現在、介入群に対してのみ、体重維持プログラムを提供しており、今後、体重維持プログラムによる減量維持効果を検証する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画では、平成25年度中に、1) UMIN-CTRへの臨床試験登録と研究実施計画書の英文化、2)利用するインターネット(web支援)システムの動作確認を兼ねたfeasibility study、3) 研究参加者のリクルートと3ヵ月間の減量介入、3ヵ月目測定を実施する、ことを予定していた。しかしながら、2) を進める中で、利用するインターネット(web支援)システムの改変作業が必要となり、研究実施計画書の見直し、倫理委員会への変更申請も必要となったことから、いずれも完了しなかった。 しかしながら、平成26年度には1)~4)をほぼ完了し、当初の平成26年度の計画であった研究参加者のリクルートと3ヵ月間の減量介入を全例に対し完了することを達成できた。1)の研究実施計画書の英文化と論文投稿は現在進行中であり、平成27年度の課題とする。
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Strategy for Future Research Activity |
介入群に対するweb支援を、今後2年間継続する。平成27年度においては15ヵ月目測定を、平成28年度においては27ヵ月目測定をおこなうことで、web支援による減量維持効果を検証する。
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Causes of Carryover |
平成25年度に研究計画の遅れがあったが、平成26年度におよその遅れを取り戻した。研究実施計画書の英文化と論文投稿は現在進行中であり、成果発表を含め、平成27年度に繰り越したため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
研究実施計画書の英文化と論文投稿、国際学会での成果発表を、平成27年度中に予定している。
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Research Products
(1 results)