2013 Fiscal Year Annual Research Report
四国遍路の学際的総合研究-地域資料によるその実態解明と国際比較-
Project/Area Number |
25284124
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
寺内 浩 愛媛大学, 法文学部, 教授 (40202189)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
胡 光 愛媛大学, 法文学部, 准教授 (50612644)
川岡 勉 愛媛大学, 教育学部, 教授 (90186057)
大石 雅章 鳴門教育大学, 学校教育研究科, 教授 (50152046)
町田 哲 鳴門教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (60380135)
小幡 尚 高知大学, 人文社会・教育科学系, 准教授 (30335913)
長谷川 賢二 徳島県立博物館, 人文課, 人文課長 (00372227)
松永 友和 徳島県立博物館, 人文課, 主任学芸員 (40610316)
関 哲行 流通経済大学, 社会学部, 教授 (60206620)
大稔 哲也 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (10261687)
弘末 雅士 立教大学, 文学部, 教授 (40208872)
小嶋 博巳 ノートルダム清心女子大学, 文学部, 教授 (60186682)
稲田 道彦 香川大学, 経済学部, 教授 (70133155)
竹川 郁雄 愛媛大学, 法文学部, 教授 (60236445)
西 耕生 愛媛大学, 法文学部, 教授 (30259452)
モートン 常慈 徳島文理大学, 人間生活学部, 講師 (40469333)
浅川 泰宏 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (90513200)
矢澤 知行 愛媛大学, 教育学部, 准教授 (60304664)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 四国遍路 / 巡礼 / 日本史 |
Research Abstract |
四国遍路関係資料の調査については、寺内浩、胡光が51番札所石手寺、52番札所太山寺で資料調査を行い、多くの未発見・未整理の資料を整理して、目録を作成した。海外巡礼地調査については、石川重雄・高橋弘臣が中国杭州、菅谷成子がフィリピン、矢澤知行が台湾の各巡礼地に赴き、フィールド調査を実施した。 10月26日(土)に一般市民向けの公開講演会(講師は塚本明と内田九州男)を開催し、四国遍路と熊野詣について講演を行った。27日(日)には日本中東学会と共催で公開シンポジウム「参詣と巡礼―日本と中東イスラーム世界―」を開催し、四国遍路に関する報告2本(1本が胡光の「「遍路日記」に見る四国、その内と外と」)、中東の巡礼に関する報告2本を用意し、四国遍路と中東イスラーム世界の巡礼との国際比較を行った。このシンポジウムの成果は年度末に『2013年度四国遍路と世界の巡礼 公開講演会・公開シンポジウムプロシーディングズ』として刊行した。 また、雑誌等に各人が研究論文を発表したほか、10月に岩田書院より論文集『巡礼の歴史と現在―四国遍路と世界の巡礼―』を刊行し、寺内浩、胡光、川岡勉、小嶋博巳、稲田道彦、浅川泰宏、モートン常慈、竹川郁雄、矢澤知行、弘末雅士、内田九州男、高橋弘臣、石川重雄、山川廣司、吉田正広、加藤好文が研究成果を公表した。 このように本年度は国内調査、海外調査を行う一方で、四国遍路と世界の巡礼に関して多くの研究成果を公表し、研究を進展させることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
四国内の四国遍路関係資料の調査、海外巡礼地の調査に着手した。また、国際比較については四国遍路と中東イスラームの巡礼との比較検討を行った。さらに、科研メンバーによる論文集『巡礼の歴史と現在―四国遍路と世界の巡礼―』を刊行することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
四国遍路関係資料の調査・掘り起こしを行い、四国遍路の歴史的実態を明らかにする。また、海外巡礼地のフィールド調査を実施して、国内外の巡礼との比較検討を学際的に行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
諸般の事情により、国内資料調査及び海外巡礼地調査が計画通り行うことができなかったため、次年度使用額が生じた。 次年度において、予定している研究の他にこれらの調査を重点的に行って遅れをカバーする。
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Research Products
(25 results)