2016 Fiscal Year Annual Research Report
International comparative study of the dynamism of composite polities in early modern Europe
Project/Area Number |
25284145
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
古谷 大輔 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 准教授 (30335400)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 はる美 東洋大学, 文学部, 准教授 (00540379)
大津留 厚 神戸大学, その他の研究科, 教授 (10176943)
中本 香 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 准教授 (30324875)
中澤 達哉 東海大学, 文学部, 准教授 (60350378)
小山 哲 京都大学, 文学研究科, 教授 (80215425)
内村 俊太 上智大学, 外国語学部, 准教授 (90710848)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 西洋史 / 近世史 / 近代史 / 普遍君主 / 複合君主政 / 複合国家 / 礫岩国家 / 国家形成 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の最終年度にあたる平成28年度は、(1)研究成果報告を前倒しして論集『礫岩のようなヨーロッパ』(山川出版社)を刊行した。また(2)その成果をもって国内外の歴史学界に複合政体をめぐる総合的な議論を喚起すべく、以下のワークショップ・シンポジウムを開催した。①これまでの本研究の活動のなかで交流をもった海外の研究者をイギリス・ケンブリッジ大学に招聘し、国際ワークショップ"A Conglomerate Europe: Rethinking the Early Modern European States"(2016年8月17~18日)を開催した。②スペイン史学会とともに第38回スペイン史学会大会「スペイン近世国家像の再検討―カルロス1世即位500周年によせて―」(2016年10月30日)を共催し、地理的にイベロアメリカとヨーロッパを包括する視点から「礫岩のような政体」を議論した。③関西中世史研究会とともに公開シンポジウム「失われた鎖の輪を求めて~『礫岩のようなヨーロッパ』をめぐる対話」(2016年12月17日)を開催し、中世史と近代史とをつなぐ時間軸のなかに「礫岩のような政体」取り結ぶ秩序問題を議論した。④国内の日本史・東洋史研究者とともに、公開シンポジウム「今、歴史的ヨーロッパを問うこと:『礫岩のようなヨーロッパ』と世界史」(2017年3月29日)を開催し、日本史・東洋史・西洋史を架橋する歴史的問題として複合的な政治秩序を扱い、本研究が提示した「礫岩のような政体」論を各分野の視点から検証した。これらの作業を通じて本研究は、「王と政治共同体の統治」のような歴史的ヨーロッパに変動をもたらした政治社会の個性を見出すとともに、多元的な権力関係と権利意識を前提とした歴史的な主権概念の再考といった新たな問題を見いだすに至った。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(30 results)