2015 Fiscal Year Annual Research Report
創造的接合知生成のための日常人類学的研究-グローバル言説とローカルな実践
Project/Area Number |
25284175
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
松田 素二 京都大学, 文学研究科, 教授 (50173852)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阿部 利洋 大谷大学, 文学部, 准教授 (90410969)
伊地知 紀子 大阪市立大学, 文学研究科, 教授 (40332829)
中村 律子 法政大学, 現代福祉学部, 教授 (00172461)
古川 彰 関西学院大学, 社会学部, 教授 (90199422)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 小さな共同体 / 生活世界 / 日常人類学 / 接合知 |
Outline of Annual Research Achievements |
海外からの研究協力者を含めて京都で開催したセミナー「Kyoto International Seminar 2014:Global Discourses and Local Practices: Towards a Creative and Articulative Knowledge」において、本研究の特徴である「グローバルな規範的言説」と「ローカルで創発的運用実践」の接合メカニズムの理論化に関わる、基本的概念、理論枠組を共同で構築し共有することができたこと、ルワンダの大虐殺のサーバイバーの集合的記憶に関わる現場、ネパールの政治的動乱期における環境保護実践に関わる現場、タイのグローバル・ツーリズムに関わる現場、それに韓国・済州島の4・3事件の記憶と真実究明に関わる現場、さらにはケニアの選挙後暴動における秩序回復と和解に関わる現場にみられる、二つの力(グローバル基準の規範的言説とローカルな運用実践)の絡み合い(entanglement)を、総合的に位置づける枠組を理論的に確立することができた。これをふまえて研究分担者、連携研究者、研究協力者は、その共有された枠組にもとづいてさらなるフィールドワークを実施し、共有された枠組の理論的深化をはかるとともに、新たな知見の有機的連結をはかった。共有された視点にもとづくフィールド調査の成果を、各自がその視点を焦点化する形でまとめたリサーチ・レポートを作成した。それらを連結することで、日常人類学的方法論の深化を理論化することを目的とした研究成果をまとめた。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(28 results)