2015 Fiscal Year Annual Research Report
多層化する国民国家システムの正統性の動態分析―セキュリティとデモクラシー
Project/Area Number |
25285044
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
杉田 敦 法政大学, 法学部, 教授 (30154470)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
遠藤 乾 北海道大学, 公共政策学連携研究部, 教授 (00281775)
千葉 眞 国際基督教大学, 教養学部, 特任教授 (10171943)
押村 高 青山学院大学, 国際政治経済学部, 教授 (20169296)
前田 幸男 創価大学, 法学部, 准教授 (20511124)
田村 哲樹 名古屋大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (30313985)
五野井 郁夫 高千穂大学, 経営学部, 准教授 (50586310)
白川 俊介 関西学院大学, 総合政策学部, 講師 (50737690)
齋藤 純一 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (60205648)
岡野 八代 同志社大学, グローバルスタディーズ研究科, 教授 (70319482)
高橋 良輔 青山学院大学, 地球社会共生学部, 教授 (70457456)
山崎 望 駒澤大学, 法学部, 准教授 (90459016)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 政治理論 / 国際政治 / 境界線 / 国境 / ナショナリズム / デモクラシー |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は共同研究のしめくくりとして、各自の研究活動に加えて、研究会を行った。2015年6月27日に本年度第一回研究会(分担者の押村が「相互依存時代の集団的自己決定:文化と安全保障は守るべき孤塁か」、白川が「新自由主義的世界におけるナショナリティの擁護」と題し、それぞれ報告)を行い、討論を行った。併せて、国際交流基金の招聘により訪日中のスロヴェニア共和国リューブリアナ大学教授イェルネイ・ピカロ氏からも、「政治におけるメタファー(隠喩)」を主題にヒアリングを行った。同氏からは、グローバル化の時代における政治理論のあり方を考究する上で多くの示唆を得た。さらに11月22日には第二回研究会を実施し、分担者の千葉が「代表制民主主義と参加デモクラシーの確執」、五野井が「グローバルな参加民主主義論の現在」と題してそれぞれ報告し、討論を行った。明けて2016年2月23日に第三回研究会を実施(分担者の遠藤が「欧州展望:EUの現状と見通し」、前田が「領土・主権・市民のダブル・スタンダードについての政治理論上の一考察」と題してそれぞれ報告)し、討論を行った。こうした一連の研究会を通じて、各自のテーマが深められると共に、相互の調整がなされた。そして、研究成果の公表に向けて各自が執筆活動を行い、すでに過半の原稿が提出されている。同書は法律文化社より「デモクラシーとセキュリティー」(仮)として2016年秋に公刊の予定である。この研究成果は、政治理論分野と国際政治分野の共同の産物として、政治学が現在直面する最も重要な課題の一つである、グローバル化とデモクラシーの共存にかんして、貢献を行うことが期待できる。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(16 results)