2015 Fiscal Year Annual Research Report
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25285055
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Research Institution | University of the Sacred Heart |
Principal Investigator |
桑名 映子 聖心女子大学, 文学部, 准教授 (50384657)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野村 啓介 東北大学, 国際文化研究科, 准教授 (00305103)
中村 綾乃 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 講師 (10467053)
石田 憲 千葉大学, 法経学部, 教授 (40211726)
松本 佐保 名古屋市立大学, 人文社会系研究科, 教授 (40326161)
千葉 功 学習院大学, 文学部, 教授 (50327954)
飯田 洋介 岡山大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (50506152)
田嶋 信雄 成城大学, 法学部, 教授 (80179697)
川村 陶子 成蹊大学, 文学部, 教授 (80302834)
君塚 直隆 関東学院大学, 国際文化学部, 教授 (80331495)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 国際関係論 / 外交史 / 西洋史 / 東洋史 / 日本史 / 国際研究者交流 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、平成27年度に学会報告および研究発表会(シンポジウム)という形でこれまでの研究成果を発表したほか、東京と京都で招聘講演を開催した。 4月25日には、聖心女子大学で研究会を開催し、5月の小シンポジウムの打ち合わせと予行演習を行うとともに、海外研究協力者レッシュ・イムレがスカイプを通じて、ハプスブルク帝国のボスニア・ヘルツェゴヴィナ統治に関する研究報告を行った。 5月17日には、富山大学で開催された第65回日本西洋史学会大会において、小シンポジウム2「異文化交流と近代外交の変容」を主催し、研究代表者桑名映子と研究分担者野村啓介、松本左保、中村綾乃の4名が報告し、同じく研究分担者である川村陶子が司会を、石田憲、飯田洋介、田嶋信雄と研究協力者の島田昌幸がコメントをそれぞれ担当した。この小シンポジウムの準備作業を通じて、本研究を①外交官のイニシアティヴによる異文化交流、②植民地行政における文化政策、③プロパガンダとしての文化外交、④政府機関・組織による対外文化政策という4つのテーマに分けて整理する方針が固まった。 6月末にはウィーン大学のオリヴァー・ラートコルプ教授をお招きし、6月26日に東京大学駒場キャンパス、28日に聖心女子大学、29日に京都大学人文科学研究所で講演会を開催した。 11月21日、22日には、聖心女子大学で研究発表会(シンポジウム)を開催した。成城大学の木畑洋一教授に開会の辞、前ユネスコ事務局長松浦晃一郎様に基調講演をお願いし、研究代表者の桑名のほか研究分担者の野村、島田、飯田、中村、松本、石田、田嶋および君塚直隆、千葉功、研究協力者の福島安紀子、島田昌幸、海外研究協力者のアントニー・ベストとレッシュがそれぞれ研究発表および質疑応答を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究では、平成27年5月に第65回日本西洋史学会大会において小シンポジウムを主催し、11月には研究発表会(シンポジウム)を開催して、これまでの研究成果を世に問うことができた。6月には招聘講演を3回にわたり東京と京都で開催し、とくに聖心女子大学での講演会は、一般の方を含め多数のご参加をいただいた。 11月に招聘を予定していた海外研究協力者アンソニー・アダムスウェイトは、事情により来日を断念せざるをえなかったが、平成28年度に別の研究者を招聘し講演会を開催する予定である。また、研究報告書については日本語版だけでなく英語版も作成する計画であるため、原稿の英訳にかかる時間を考慮して完成予定時期を平成28年度に延ばすことにした。以上の点をのぞき、本研究では当初の計画をほぼ順調に達成することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
(今後の推進方策) 「研究実績の概要」でも述べたように、本研究では当初予定していた研究計画をほぼ順調に達成することができた。平成28年度には、研究報告書を日本語と英語両方で作成し国内外の研究機関に送るほか、聖心女子大学のリポジトリを通じてインターネット上でも公表し、研究成果を広く世に問う機会としたい。この研究報告書の内容をさらに発展させ、論文集にまとめて図書の形で刊行する計画も進行中である。
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Causes of Carryover |
平成27年11月の研究発表会(シンポジウム)に合わせて招聘する予定であった海外研究協力者アンソニー・アダムスウェイトが、事情により来日できなくなり、平成28年度に改めて招聘講演を開催することになった。また研究報告書は日本語版と英語版を作成する計画であるが、翻訳にかかる時間を考慮し、完成予定を平成28年度に延期した。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
研究報告書を日本語と英語で刊行する。招聘講演を平成28年12月または平成29年1月に開催する。
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Research Products
(36 results)
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[Presentation] Multilateralism Recalibrated2016
Author(s)
福島安紀子
Organizer
国際戦略問題研究所(CSIS)主催ワークショップ : Japan's Support for Institution Building
Place of Presentation
国際戦略問題研究所(CSIS)(ワシントンD.C.、アメリカ合衆国)
Year and Date
2016-03-02
Int'l Joint Research / Invited
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[Presentation] Cultural Property and Peace2015
Author(s)
福島安紀子
Organizer
NATO主催 Seminar on Cultural Property Protection
Place of Presentation
ボスニア・ヘルツェゴヴィナ国防省(サラエヴォ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ))
Year and Date
2015-06-13
Int'l Joint Research / Invited
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