2013 Fiscal Year Annual Research Report
ネットワーク産業の改革の経済効果と競争政策上の課題
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25285077
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Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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| Research Institution | Kobe University |
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Principal Investigator |
柳川 隆 神戸大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (60247616)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
泉水 文雄 神戸大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (50179363)
明城 聡 法政大学, 経済学部, 准教授 (70455426)
池田 千鶴 神戸大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 准教授 (40346276)
草薙 真一 兵庫県立大学, 経済学部, 教授 (40285333)
吉野 一郎 名古屋商科大学, 経済学部, 教授 (90267922)
播磨谷 浩三 立命館大学, 経営学部, 教授 (90347732)
水野 倫理 長崎県立大学, 経済学部, 准教授 (60589315)
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| Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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| Keywords | ネットワーク産業 / 競争政策 / 電力 / ガス |
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| Research Abstract |
本研究課題は、電力・ガス事業を中心に、ネットワーク産業の制度改革の経済効果と競争政策上の課題の分析を通じて、望ましい制度改革について研究することを目指す。
平成25年度のチーム全体としての主な研究として、電力・ガス事業改革の実態の実態調査、特に欧州における制度改革の現状と課題についてのヒアリング調査を行った。10月末から1週間、東京電力（株）ロンドン事務所からイギリスおよびEUの電力市場改革、再生可能エネルギー財団からEUにおける再生可能エネルギーの利用状況、コンシューマー・フューチャーからイギリスにおける電力改革に関する消費者保護問題、ロンドンAPX電力取引所からEUにおける電力の市場取引、大阪ガスUK（株）からイギリスおよびEUの電力改革、東京ガスパリ事務所およびフランソア・キャバリエ・コンサルタント（元フランス電力公社）からフランスとEUの電力改革、ドイツ経済研究所のカーステン・ノイホッフ教授からドイツとEUの電力改革について、それぞれヒアリングを行った。また、山田光・スプリントキャピタルジャパン代表、後藤美香・電力中央研究所上席研究員、馬奈木俊介・東北大学教授を招いて、３回のワークショップを行い、それぞれ幅広く電力市場改革の成果と課題について意見交換した。
このほか、本課題に関する個人研究の成果として、自由化の効果をみるガスの参入障壁（明城）の研究が進展した。また、電力・ガスの改革で考慮すべき電源の問題について、原子力発電（柳川）、シェールガス（草薙）、太陽光発電（明城）の研究が進展した。また、より広いネットワークに関する研究として、音楽配信、証券市場（泉水）、地方銀行（播磨谷）に関する研究が進展した。さらに、本研究課題の基礎となる研究として、競争政策に関する、企業結合規制（池田）、抱き合わせ（柳川）、および計量分析手法としての構造推定（明城）の研究も進展した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究課題の初年度として、欧州の現状と課題について理解することが大きな目標であったが、これを研究チームとして行うことができ、さらに電力・ガスの市場改革と切り離せない、さまざまな電源の問題にも分担して取り組むことができた。また、本研究の周辺および基礎をなす諸研究も進展した。
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| Strategy for Future Research Activity |
2014年度は、新たに米国の電力・ガス市場改革と電源の問題について研究を行うことを主たる目標とし、ヒアリング調査の実施を計画している。また、2013年度の欧州調査のフォローを行ったり、さまざまな専門家と意見交換をしたりするためのワークショップも計画している。
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| Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
次年度使用額289円が生じたのは消耗品の購入を次年度に遅らせたため。
消耗品の購入に充当する。
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Research Products
(16 results)
