2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
25285119
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
中瀬 哲史 大阪市立大学, 大学院経営学研究科, 教授 (40274352)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
牧 良明 茨城大学, 人文学部, 准教授 (00554875)
金 恵珍 大阪経済法科大学, アジア研究所, 研究員 (10573876)
中村 真悟 立命館大学, 経営学部, 准教授 (10623358)
藤木 寛人 大阪市立大学, 大学院経営学研究科・経営学研究科付属先端教育センター, 特別研究員 (30711931)
宮崎 崇将 追手門学院大学, 経営学部, 講師 (40636908)
李 捷生 大阪市立大学, 大学院創造都市研究科, 教授 (50255634)
宇山 通 九州産業大学, 経営学部, 准教授 (50584041)
田口 直樹 大阪市立大学, 大学院経営学研究科, 教授 (60303252)
橋本 理 関西大学, 社会学部, 教授 (60340650)
上田 智久 東京農業大学, 生物産業学部, 准教授 (60634029)
坂本 清 大阪経済法科大学, 経済学部, 教授 (70089184)
片渕 卓志 阪南大学, 流通学部, 准教授 (80586727)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 環境統合 / 生産システム / 環境技術 / 企業理念 / 社会との連携 / 地域経済の創生 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,環境経営を現実たらしめるためには、環境技術の革新だけではなく、それを活用する企業の理念、その環境経営を支えうる社会の連携が重要であり、その結果として企業経営が持続しうるという点に鑑みて,「環境技術・企業理念・社会との連携」を軸に分析をするものである。この枠組みを「環境統合型生産システム」と規定して,平成25年度から取り組んできた。 共同研究としては,ものづくりの中心である中国の杭州市と天津市を対象として調査研究を行った。つまり,製紙業が120社程集積する杭州市と先進的なエコタウン事業を展開している天津市の実態を調査するものだった。もちろん,これまでの中核的調査地である日本の飯田市とはすぐには比較することは難しいものの,杭州市では地場産業的に製紙業が展開し,天津市では廃棄物取扱業者が歴史的に多く存在していたという理由からこの地域の中核事業として静脈産業が展開していた。改めて,これらの調査から,第1に、地域の構成主体(ステイクホルダ-)が、地域資源の強みを共有すること,第2に、その上で、実践的課題として、環境経営の理念を地域資源の実態に合わせてブレ-クダウンして展開していること,そして第3に、環境経営の各サイトが地域外のサイトも含めて如何にネットワ-クを構築し、事業ベ-スに乗せていくのかということが明らかとなった。なお,今回の研究を進める過程で,地域経済の創生という点が改めて議論された。というのは,地域社会を対象に研究を進めるなかでこの点に気がついたのである。以上のような意味で、平成27年度の調査も環境統合生産システムを考える上で、非常に有意義な年度となった。 上述の共同研究以外に,本研究に携わる研究代表者,分担研究者は個々の問題意識にしたがって興味深い研究を行い,ほぼ月1回に開催していた「生産システム研究会」において,報告して議論して,複数の興味深い論文を作成した。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(23 results)