2017 Fiscal Year Annual Research Report
Comparative International Research on Market Orientation and Design Orientation in New Product Development
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25285136
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
恩藏 直人 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (70194652)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川上 智子 早稲田大学, 商学学術院(経営管理研究科), 教授 (10330169)
外川 拓 千葉商科大学, 商経学部, 講師 (10636848)
小野 晃典 慶應義塾大学, 商学部(三田), 教授 (20296742)
岩下 仁 九州大学, 経済学研究院, 講師 (30608732)
大平 進 千葉商科大学, 商経学部, 講師 (30709001)
坂野 友昭 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (40139506)
石田 大典 帝京大学, 経済学部, 講師 (80507872)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 製品デザイン / 製品開発 / マーケティング / 市場志向 / 製品優位性 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は、前年までに規定された製品デザイン要素の先行要因を明らかにするとともに、それらが製品デザイン要素にどのような影響を及ぼすかについて考察している。この際には、基盤的な製品デザイン要素ではなく、選択的なな製品デザイン要素を取り上げている。基盤的な製品デザイン要素というのは、ある製品が市場性を有するうえで、最低限満たさなければならない要素であり、平均値が必ず一定水準よりも高くなるため、先行要因からはあまり影響を受けないと思われる。例えば、自動車の安全性について考えると、米国全国拘束道路安全局が定めた基準を満たさないと、米国の自動車メーカーはデザインの開発を進めることができない。一方、ある製品において、備えていなくても市場性を失うことはないが、存在することで他社との差別化を図ることができるものを選択的な製品デザイン要素としている。 以上から、本研究では、審美性、継続性、革新性、快楽性、独自性という選択的な製品デザイン要素をとりあげ、それらの先行要因を考察している。米国、ドイツ、日本、フランス、韓国の自動車メーカーに所属する製品マネジャー31名に半構造化インタビューを行ない、市場要因、組織要因、マネジャーのマインド要因という視点から、3つの変数の存在を明らかにしている。市場要因としては製品成熟度、組織要因としては市場志向 (Narver and Slater 1990)、マネジャーのマインド要因としては制御焦点理論 (Higgins 1997) である。その後、先行研究の知見に基づきながら、これらの3つの変数が5つの差別的な製品デザイン要素にどのような影響を及ぼすかを表す命題モデルを導出している。 本年度のこれらの研究成果に関しては、2017 PDMA Annual Conference Research Forumにおいて11月に国際学会報告を行なっている。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)