2013 Fiscal Year Annual Research Report
全国代表サンプルによるストレス対処力SOCを規定する社会的要因に関する実証研究
Project/Area Number |
25285157
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | The Open University of Japan |
Principal Investigator |
戸ヶ里 泰典 放送大学, 教養学部, 准教授 (20509525)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山崎 喜比古 日本福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (10174666)
中山 和弘 聖路加国際大学, 看護学部, 教授 (50222170)
竹内 朋子 東京医療保健大学, 看護学部, 講師 (70636167)
横山 由香里 岩手医科大学, 医学部, 助教 (40632633)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 健康生成論 / sense of coherence / 全国調査 |
Research Abstract |
本研究は全国代表サンプル調査を実施し、以下3点を明らかにすることを目的としている。すなわち、1.sense of coherence(SOC)スケール13項目7件法版の標準化を行い、日本国民標準値を得ること、2.SOCを左右している社会的要因について明らかにすること、3.他国で実施されている全国代表サンプル調査結果と1,2について国際比較を実施すること、である。平成25年度においては、全国代表サンプル調査を実施しデータを得るに至った。その経緯は以下のようであった。 4~6月期(調査計画策定):調査実施計画について分担研究者・研究協力者らと打ち合わせを行い、調査デザイン、サンプリング方法、実査の実施方法についての検討を行った。 7~9月期(調査準備):立案した調査計画に基づいて調査計画書を作成し、調査実施業者の選定を実施した。回収率は50%を目標とした。 10~12月期(調査票策定・サンプリング):選定された業者と連絡を取りながら、調査票策定を行った。調査票については先行研究および国際比較実施を念頭におき他国における先行調査の調査票を参考に実施した。また、日本語訳化においては順翻訳ならびに逆翻訳を実施し、専門家および原作者との連絡を密にして実施した。サンプリングについては、本調査の目的に沿った形で、層化2段抽出とし、第2段抽出においても生年齢層別に層化して住民基本台帳よりサンプリングを行った。 1~3月期(実査・データクリーニング):1月下旬より実査を実施した。実査は郵送配布訪問回収法で実施し、4000票を配布し2067票(回収率51.7%)と目標を達成した。回収した調査票はデータ入力し、3月中にデータクリーニングを実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は実査を実施しデータを取得することを当初の目的としていた。順調にサンプリング、実査を遂行するにいたり、年度末までにデータを取得することができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は収集したデータを用いて分析を実施し、公表を順次実施する。具体的には本研究目的における1および2のの達成を目指す。同時に、年度後半をめどに目的3に関して海外データアーカイブよりデータを取得し次々年度に比較分析可能なデータセットの作成を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
調査実施において、調査票回収数に応じた経費(郵送回収、謝礼品等)が発生するが、回収遂行上一定額を確保していたが、大幅に見込みを上回ることはなかったため。 次年度は分析および公表作業を行うため、公表にかかる緒経費(学会参加費、旅費、投稿料、等)として使用することとする。
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Research Products
(4 results)