2015 Fiscal Year Annual Research Report
高校中途退学者およびその親和者の進路意識と支援方策に関する 教育社会学的研究
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25285226
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
松田 恵示 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (70239028)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 哲也 一橋大学, 社会(科)学研究科, 准教授 (10375214)
山本 宏樹 東京理科大学, 付置研究所, 助教 (20632491)
古賀 正義 中央大学, 文学部, 教授 (90178244)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 高校中途退学者 / 進路意識 / 支援方策 / リスクファクター論 / 進路多様性 |
Outline of Annual Research Achievements |
都立高校中途退学者を対象とした「基本調査」の分析を継続的に進め、多角的に総合し内容の整理を行った上で、いくつかの学会等でその成果を報告した。また、高退学率の7校を対象とした継時的な「経過調査」の取り組みは、全5回の最終年度までの調査を実施し、集計と分析を部分的に進めた。また「関連調査」として、進路選択生徒3年生への聞き取り調査を行いデーターを整理するとともに、高知において、若者サポートステーション、定時制等を含む高校3校に対する聞き取り調査を実施し、分析を行った。さらに、継続的にアクションリサーチとして進めている、中学校における困難性を抱えた生徒たちへの取り組みを実施し、総合的な分析を行いつつ、卒業生に対する調査の内容を検討した。ここまでの研究成果を包括的、総合的に検討しつつ、研究成果を公表するための研究会の実施と、出版内容の検討を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
3年間での研究実施計画であったが、最終の調査が高校対象で年度末となってしまい、集計・分析の時間が必要になったことと、中学校の調査において、現場の事情から年度をまたいでの調査実施がやむを得ない状況となった。そのために、とりまとめ作業を含めて、研究実施計画期間を延長することとなった。
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Strategy for Future Research Activity |
研究実施計画期間を1年間延長することで、残る研究計画を着実に実施する時間を得たために、適時進め、研究成果のとりまとめを適切に行う予定である。
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Causes of Carryover |
平成27年度計画の調査が、ひとつは年度末の実施になったために、修正、分析等が間に合わなくなってしまったことと、ひとつは、現場の事情から、平成28年度に繰り越して実施することになったために、とりまとめも含めて計画期間を1年延長することになった。このことが理由となって、次年度使用額が生じている。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
当初計画に基づく調査の実施と調査の集計、分析とともに、成果の総合的なとりまとめと成果報告に使用される予定である。
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Research Products
(11 results)