2016 Fiscal Year Annual Research Report
Basic study for the reflective "historical recognition" to relate the communities: Focusing on the Tohoku district
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25285241
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Research Institution | Iwate University |
Principal Investigator |
今野 日出晴 岩手大学, 教育学部, 教授 (10380213)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
外池 智 秋田大学, 教育文化学部, 教授 (20323230)
河西 英通 広島大学, 文学研究科, 教授 (40177712)
小瑶 史朗 弘前大学, 教育学部, 准教授 (50574331)
伊藤 大介 東北大学, 学内共同利用施設等, その他 (70400439)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 歴史認識 / 歴史実践 / 花岡事件 / 和解 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、日本と中国との間の「歴史認識」問題に対して、自省的な「歴史認識」を育成するために、日本と中国のさまざまな領域の研究者の検討を踏まえて歴史教育プログラムをつくりだすことを目的としている。まず、主要には、社会科教育研究者が中心として、これまでの3年間の検討を踏まえて、歴史教育プログラムを作成し、2016年8月18~19日に、秋田県大館市中央公民館を主な会場として、「<歴史実践>「花岡事件」を次世代にどう伝えるか?」を実施した。岩手・秋田・弘前大学の学生・院生・留学生39名、日本と中国の研究者ら13名、合わせて52名が参加した。 このプログラムは、フィールドワークやワークショップを組み込んだもので、まず、1日目に、共同研究の経過や目的も含んで、基調報告「花岡事件を学ぶ意義-中国の教科書で描かれる日本像-」(岩手大学:今野日出晴)がおこなわれ、次に、報告「「花岡事件」はどのように学ばれてきたかー「まもる会」の取り組みー」(花岡の地・日中不再戦友好碑をまもる会:富樫康雄氏・渡辺豊彦氏)をうけて、花岡事件のフィールドワークをおこなった。2日目は、「花岡事件と「和解」?」(岩手大学:宇佐美公生氏)として、倫理学の立場から、「和解」の問題についての報告、「天津「在日殉難烈士・労工記念館」について」(曲阜師範大学:陳 東氏)として、なぜ、天津に記念館があるのか、その経緯と記念館の紹介と検討がなされた。そして、学生・院生・留学生によって、「花岡事件を次世代にどう伝えるか」という主題で、授業づくりをおこなった。花岡事件、花岡和解、まもる会の活動などに焦点をあわせて、授業構想を発表し、日中の研究者がさまざまな領域から、検討を加えて深めていった。その後、この<歴史実践>をふり返り、成果と課題を明らかにし、2017年3月『研究成果報告書』(全153頁)を刊行した。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(13 results)