2013 Fiscal Year Annual Research Report
国語科教育改善のための言語コミュニケーション能力の発達に関する連携的・実案的研究
Project/Area Number |
25285246
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Kyoto University of Education |
Principal Investigator |
植山 俊宏 京都教育大学, 教育学部, 教授 (50193850)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上田 祐二 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (50213369)
守田 庸一 三重大学, 教育学部, 准教授 (60325305)
住田 勝 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (40278594)
櫻本 明美 神戸親和女子大学, その他の研究科, 教授 (70319846)
三浦 和尚 愛媛大学, 教育学部, 教授 (40239174)
中西 淳 愛媛大学, 教育学部, 教授 (10263881)
田中 智生 岡山大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (00171786)
砂川 誠司 愛知教育大学, 教育学部, 助教 (20647052)
山元 隆春 広島大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (90210533)
山元 悦子 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (20220452)
若木 常佳 福岡教育大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (90454579)
河野 順子 熊本大学, 教育学部, 教授 (80380989)
寺田 守 京都教育大学, 教育学部, 准教授 (00381020)
冨安 慎吾 島根大学, 教育学部, 講師 (40534300)
宮本 浩治 岡山大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (30583207)
稲田 八穂 筑紫女学園大学, 人間科学部, 准教授 (20612518)
幾田 伸司 鳴門教育大学, その他の研究科, 准教授 (00320010)
坂東 智子 山口大学, 教育学部, 准教授 (60634764)
辻村 敬三 大阪成蹊短期大学, その他部局等, 准教授 (90712505)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | コミュニケーション / 文学作品の読みにおけるコミュニケーション / 説明的文章の読みにおけるコミュニケーション / 読書におけるコミュニケーション / 幼小連携 / 教科間連携 / メディア・コミュニケーション / 対教師アンケート |
Research Abstract |
研究課題「国語科教育改善のための言語コミュニケーション能力の発達に関する連携的・実案的研究」を達成するために、研究代表者・研究分担者20名を4つの小研究課題(領域)別に編成し、研究活動を行った。A.文学作品の読みにおけるコミュニケーション(住田・坂東・田中・河野子・砂川・中西・寺田)、B.説明的文章の読みにおけるコミュニケーション(植山・三浦・幾田・守田・宮本・辻村・櫻本美)、C.読書におけるコミュニケーションと読書(山元隆・山元悦・若木・稲田・富安・上田)、D.幼少連携におけるコミュニケーション(河野・稲田・若木・中西)である。これらの領域ごとに教科間連携のテーマも追求することとした。また別途、E.メディア・コミュニケーション(上田・砂川・寺田・富安)も立ち上げた。 初年度につき、各領域で先行研究の確認・分析、研究推進計画の立案などを行った後、基礎データの確保のためのアンケート調査・インタビュー調査の設計を行った。この調査は、先行が容易と見込まれる領域から進めていき、他の領域のためのモデル・フォーマットを示すこととした。本年度は、「B.説明的文章の読みにおけるコミュニケーション」グループが先行して実施し(小中規模の予備調査的手法)、他の領域への方法的提案を行うこととした。 第一年度の成果を集約し終えた「B.説明的文章の読みにおけるコミュニケーション」は、第125回全国大学国語教育学会名古屋大会(2014年5月17日)において学会発表を行い、成果を公表した。他のグループは、第二年度に実験授業、アンケート調査、インタビュー調査を行う計画を立案している。また研究分担者12組は、本研究課題に関係する課題について 全国学会の学会発表を行い、成果を公表している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
第一年度は、先行研究の集約と分析、研究計画の立案、予備的調査の立案などを主な計画内容としていたが、「説明的文章におけるコミュニケーション」グループにおいては、本格的な調査・分析を実施し、集約して、全国学会で成果発表を行うまでに至った。他のグループも先行するグループの手法を活用し、調査、実験授業を立案するまでに至っているので、達成度を「おおむね順調に進展している」と評価した。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の推進方策については、国語科教育における各ジャンルにおけるコミュニケーションのあり方を追求するとともに、実験授業、アンケート調査、インタビュー調査などを実施して、実証的に研究課題の解明に努めていく必要がある。その際、国語科教育改善を目指すためには、対教師研究にも取り組み、教師の教材観、コミュニケーション観なども的確に把握し、その改善を図ることも重要であるとの見通しを得ている。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
必要と計画した調査旅費について、その調査が次年度送りになったものがあり、その分が次年度使用額となっている。 第一年度で実施予定であった調査(主張を伴う)を実施し、そのために使用する予定である。
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Research Products
(31 results)