2013 Fiscal Year Annual Research Report
無細胞蛋白質アレイによる炎症カスパーゼ基質シグナル伝達分子の網羅的同定と解析
Project/Area Number |
25290077
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
澤崎 達也 愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 教授 (50314969)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | カスパーゼ / 無細胞タンパク質合成 / プロテオリシス / タンパク質 / 切断 / プロテインアレイ / コムギ胚芽 / 炎症 |
Research Abstract |
I.カスパーゼ1により切断されるシグナル伝達タンパク質(sTMPおよびPK)の探索 1) sTMPおよびPKプロテインアレイの構築 申請者らが3年間費やして構築した約1000種類のシグナル伝達タンパク質cDNAクローン[300種類のプロテインキナーゼ(PK)および700種類の1回膜貫通領域タンパク質(sTMP)]を用いて、N末端にFlagタグ、C末端にビオチン化した組換えプロテインアレイ(NCタグプロテインアレイ)を合成し、超低温フリーザーに保存することができた。また、一部については、従来既に確認している様に、カスパーゼ3で切断されることを確認した。これにより、合成したプロテインアレイは基質として十分機能することがわかった。 2)カスパーゼ1により切断されるシグナル伝達タンパク質の検出 上記で作成したNCタグシグナル伝達プロテインアレイから、カスパーゼ1の基質として知られているインターフェロン1βを用いて、市販されているカスパーゼ1を用いて切断が検出できるかどうか調べた。その切断検出方法には、アルファスクリーン法を利用した。その結果、カスパーゼ1がインターフェロン1βの切断を示すシグナルの低下を検出することができた。この反応を従来のイムノブロット法でも確認し、カスパーゼ1の切断もアルファスクリーン法で検出できることがわかった。この事は、カスパーゼ1基質の網羅的な探索が可能な準備ができたことを意味する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画通りに、カスパーゼ1の基質切断をアルファスクリーン法で検出することができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、プロテインアレイを用いた大規模な基質探索を行う。
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Research Products
(12 results)
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[Journal Article] Anti-interleukin-5 and multiple autoantibodies are associated with human atherosclerotic diseases and serum interleukin-5 levels.2013
Author(s)
Ishigami T, Abe K, Aoki I, Minegishi S, Ryo A, Matsunaga S, Matsuoka K, Takeda H, Sawasaki T, Umemura S, Endo Y.
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Journal Title
FASEB J.
Volume: 27
Pages: 3437-3445
DOI
Peer Reviewed
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