2015 Fiscal Year Annual Research Report
多次元プロテオミクスによる細胞内パスウェイ構造決定法の確立
Project/Area Number |
25290078
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
松本 雅記 九州大学, 生体防御医学研究所, 准教授 (60380531)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | プロテオミクス / シグナル伝達 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、われわれが最近開発した画期的な次世代定量プロテオミクス技術を用いたタンパク質絶対量計測法(従来のウェスタンブロット法と比して1万倍の効率を誇る)を駆使して生命システムを構成するパスウェイ構造を決定することである。近年、膨大な生命科学研究の知見を元に各パスウェイのモデル化がなされているが、これは異なる条件下の知見を統合したものであり、必ずしも現実の状態を反映しているわけではない。本研究では、パスウェイ・モデルを実体化するために、タンパク質絶対量計測によるパスウェイ構造の決定と、様々な条件下でのパスウェイ構成成分間の相互作用やリン酸化の定量的解析によるモデルの拡充と検証を行う。 H27年度は様々な細胞株を対象にリン酸化プロテオーム情報の取得を実施し、データベース化し、前年度までに構築したタンパク質の絶対定量法と組み合わせることでパスウェイ構造決定の技術基盤を完成させた。さらに、これを各種細胞株に適用することで、細胞内に存在するシグナル伝達経路の定量的なパスウェイ構造情報を取得することに成功した。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Identification of low-abundance proteins in serum via the isolation of HSP72 complexes.2016
Author(s)
Tanaka M, Shiota M, Nakao T, Uemura R, Nishi S, Ohkawa Y, Matsumoto M, Yamaguchi M, Osada-Oka M, Inagaki A, Takahashi K, Nakayama KI, Gi M, Izumi Y, Miura K, Iwao H.
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Journal Title
J Proteomics.
Volume: 136
Pages: 214-221
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] UV Damage-Induced Phosphorylation of HBO1 Triggers CRL4DDB2-Mediated Degradation To Regulate Cell Proliferation.2015
Author(s)
Matsunuma R, Niida H, Ohhata T, Kitagawa K, Sakai S, Uchida C, Shiotani B, Matsumoto M, Nakayama KI, Ogura H, Shiiya N, Kitagawa M.
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Journal Title
Mol Cell Biol.
Volume: 36
Pages: 394-406
DOI
Peer Reviewed
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