2014 Fiscal Year Annual Research Report
新しい網膜血管イメージング・バイオマーカーを応用した循環器疾患の発症予測
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25293138
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
川崎 良 山形大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (70301067)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大泉 俊英 山形大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00344797)
大門 眞 弘前大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20241698)
今田 恒夫 山形大学, 医学部, 准教授 (60333952)
柴田 陽光 山形大学, 医学部, 講師 (60333978)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 循環器高血圧 / 糖尿病 / 呼吸器疾患 / 網膜 / 予防医学 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は当初の研究計画に従い、新しい網膜血管解析法を用いた画像解析を行った。 網膜血管径の測定は終了し、現在、網膜血管の幾何学的特徴を定量的に評価する解析法を用いた血管蛇行度、血管分岐パターン・フラクタル次元等の指標を定量化が進行中である。また、加齢黄斑変性や近視性網膜症などの判定も終了した。 舟形町研究では循環器死亡の資料も収集した。来年度の統計解析に進むべく、データクリーニング、データチェックの段階にある。 計画はおおむね順調に進行し、一部は解析、発表、論文化にすすむなど計画以上に順調に進んでいる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当初の計画案に従い、眼底画像解析は計画通り進行している。舟形町、高畠町研究のデータベース整備、統合が順調に進み、循環器死亡や腎臓関連指標、呼吸器官連指標が統合された。画像解析が順調に進行した部分について、高畠町研究データから学会発表、論文が発表され、計画以上に進展していると思われる。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度は主に、得られた画像解析結果と臨床的アウトカムを統合したデータベースを作成し、統計解析を行う予定である。舟形町研究では循環器疾患死亡との関連を、高畠町研究では腎関連指標、呼吸器官連指標との関連を解析する予定である。また、副次的に、高畠町研究、舟形町研究の眼底写真における眼病変の経時的変化についても評価し、それがその後の疾患アウトカムとどのように関連するかについても拡大して解析したいと考えている。
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Causes of Carryover |
一部の眼底写真解析や情報収集に遅れが生じ、予定していた検査補助員の雇用が行われなかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
遅延した計画分は平成26年度末から取り戻しつつあり、平成27年度に遅延分についても合わせて行うために使用する予定である。
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Research Products
(6 results)