2015 Fiscal Year Annual Research Report
アルコール代謝関連酵素遺伝子多型と精神障害の関連性
Project/Area Number |
25293153
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
吉益 光一 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (40382337)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹下 達也 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (20150310)
津野 香奈美 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (30713309)
宮下 和久 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (50124889)
竹村 重輝 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (70511559)
牟礼 佳苗 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (90268491)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 関節リウマチ / 飲酒習慣 / 抑うつ症状 / 身体的要因 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度の研究目的は当初の計画通り、ロシア・イワノボ州立医科大学病院に通院している関節リウマチの患者を対象として、ロシア人の関節リウマチ患者の抑うつ症状に関連する身体要因を抽出し、これらの要因が飲酒行動に関連するか否かを検証することである。身体因子は身長や体重、血液検査から得られる一般血液生化学所見、免疫学的所見、自覚症状、関節リウマチの重症度、および飲酒習慣などである。抑うつの評価には簡易構造化面接MINI、自己記入式抑うつ尺度CES-DおよびHADSを用いた。 このような研究の趣旨と調査方法の詳細を説明するために、平成27年6月に、分担研究者1名を伴って現地に赴き、リウマチ科の主任教授ならびに診療科のスタッフに対して、当該研究計画を詳細に説明した。同時に、外来調査が実施される病棟の状況を視察した。 帰国後、委託研究契約を締結するための契約書の草案および外来調査票の作成を経て、8月中には契約を締結する予定であった。しかしながら、イワノボ州立医科大学が海外からの資金を受け入れる口座を持たないことが判明したため、主任教授の紹介で地域障害者慈善団体ヒューマンヘルス(本部モスクワ)を代理契約者として、この団体の銀行口座を経由して送金することで合意し、平成28年1月に研究契約を締結するに至った。3月末に150人分の調査データが送付され、現在統計解析を進めている。 4月15日現在判明している主な結果は、飲酒習慣は抑うつに対して防御的であるものの、統計学的に有意な水準には達しなかった。身長は高いほど抑うつ症状に対して防御的であるが、肥満指標のBMIについては大きいほど、抑うつの強さと正の関連性が認められた。関節リウマチの重症度も高いほど、抑うつとの正の関連性を認めた。また第24回ヨーロッパ精神医学会に出席して、ヨーロッパ地域における抑うつと薬物依存に関する情報収集に努めた。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Remarks |
ロシア語のホームページ
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Research Products
(5 results)