2015 Fiscal Year Annual Research Report
腫瘍幹細胞由来エクソソーム解析による脳腫瘍形成機序解明と新規診断・治療法の開発
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25293311
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
溝口 昌弘 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (50380621)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉本 幸司 九州大学, 大学病院, 講師 (70444784)
天野 敏之 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (70448413)
中溝 玲 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (80529800)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | microRNA / 脳腫瘍 / グリオーマ / エクソソーム |
Outline of Annual Research Achievements |
当施設におけるグリオーマ遺伝子解析法として、マイクロサテライトマーカーを用いたLOH解析、High resolution melting (HRM)法を用いたIDH1/2、BRAFV600E、H3F3A変異解析、ダイレクトシークエンス法を用いたTERT promoter変異解析法をルーチン検査とし、グリオーマ症例の分子病理学的評価法として確立し、継続した。2015年度は、九州大学及び関連施設において摘出された新規57例のグリオーマ症例に対し、遺伝子解析を施行した。また、同症例より術前血液サンプル、術中髄液サンプルを採取した。培養液より分離したエクソソームを用いた分泌型microRNA解析同様、血液中microRNAを対象にTaqMan法を用いた解析を行ったが評価困難であった。分子病理学的背景を加味し、5例の血漿と3例の髄液より、エクソソームを分離し、分泌型miRNAを抽出し、東レ3D-Gene miRNA Olig chipを用いた網羅的発現解析を行った。正常血漿と比較し発現が上昇しており、髄液中でもその上昇が同定できるmiRNA (miR-4530, -4294, -4534)を選定した。蓄積した症例数に対するTaqMan法を用いた再評価の為、TaqManプローブを作成した。さらにエクソソーム内のmiRNAの機能を解明することを目的に、in vitroで浸潤能に関与することが明らかとなったmiRNAを過剰発現させた幹細胞と腫瘍細胞(U87)を共培養することにより、分泌型miRNAによりU87の浸潤能を制御できる可能性が示唆された。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)
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[Journal Article] Detection of proneural/mesenchymal marker expression in glioblastoma: temporospatial dynamics and association with chromatin-modifying gene expression.2015
Author(s)
Murata H, Yoshimoto K, Hatae R, Akagi Y, Mizoguchi M, Hata N, Kuga D, Nakamizo A, Amano T, Sayama T, Iihara K.
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Journal Title
J Neurooncol
Volume: 125
Pages: 33-41
DOI
Peer Reviewed / Acknowledgement Compliant
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