2015 Fiscal Year Annual Research Report
看護系大学における発達障害傾向学生に対するサポート・スペクトラム構築に関する研究
Project/Area Number |
25293435
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Research Institution | National Defense Medical College |
Principal Investigator |
安酸 史子 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究, その他部局等, 教授 (10254559)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
砂川 洋子 琉球大学, 医学部, 教授 (00196908)
金城 祥教 名桜大学, 健康科学部, 教授 (00205056)
福嶋 龍子 純真学園大学, 保健医療学部, 教授 (00299984)
松浦 賢長 福岡県立大学, 看護学部, 教授 (10252537)
照屋 典子 琉球大学, 医学部, 助教 (10253957)
安藤 満代 聖マリア学院大学, 看護学部, 教授 (10284457)
増満 誠 福岡県立大学, 看護学部, 講師 (10381188)
谷 多江子 聖マリア学院大学, 看護学部, 准教授 (10441883)
梅崎 節子 純真学園大学, 保健医療学部, 准教授 (10588784)
北川 明 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究, その他部局等, 准教授 (20382377)
山住 康恵 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究, その他部局等, 講師 (30553052)
藤川 真紀 福岡女学院看護大学, 看護学部, 助教 (30570121)
金城 芳秀 沖縄県立看護大学, その他の研究科, 教授 (40291140)
宮林 郁子 福岡大学, 医学部, 教授 (40294334)
日高 艶子 聖マリア学院大学, 看護学部, 教授 (50199006)
吉武 美佐子 福岡女学院看護大学, 看護学部, 准教授 (50320388)
小林 裕美 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 教授 (50369089)
岡村 純 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 教授 (60316213)
正野 逸子 産業医科大学, 産業保健学部, 教授 (80280254)
佐藤 亜紀 産業医科大学, 産業保健学部, 講師 (80435130)
原田 直樹 福岡県立大学, 看護学部, 講師 (80598376)
伊礼 優 名桜大学, 健康科学部, 准教授 (90336983)
西村 優紀美 富山大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (80272897)
岩瀬 貴子 活水女子大学, 看護学部, 准教授 (80405539)
馬場 保子 活水女子大学, 看護学部, 助教 (70623205)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 発達障害傾向 / 支援システム |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は、発達障害傾向があり特別な支援を要する看護学生6名の1年間の支援記録について事例分析を行った。また、6つの看護系大学において、発達障害傾向の学生を早期発見し、支援する上でのシステムと課題について調査を実施した。 事例分析の対象学生は、「物忘れ・指示された時間や日時を守れない・学修に集中できない」「約束の時間を失念する、クラスメイトとの協調が困難」「必要な情報を選択することが困難、レポートの提出期限が守れない」「臨地実習における多重課題に対応する行動が困難」「整理整頓が苦手で忘れ物が多く、一人で行動することが多い」「環境に適応できずパニックになる」といった特徴をもつ6名であった。6事例の分析は、ロイ適応看護モデルを用いた。まず、支援記録の中から学生の問題と考えられる行動を抽出し、その行動がどのような刺激によるものかを分析した。特別な支援を要する発達障害傾向は、個人の特性と考えられ、すぐに変容させうるものではない。そのため、その特性を前提に、刺激に対してどのような適応様式をもっているかを分析することで、支援の方向性や評価について明確となるものと考えられた。 次に支援システムに関する調査の結果、支援を行う上での課題として、「一人の学生に時間がかかりすぎてしまう」「教員の発達障害に対する理解に偏りがある」「どのように支援していけば良いか分からない」「支援した結果を評価できていない」「グループの他の学生の負担がある」といったことがあがっていた。特に、支援した結果について評価できていないと回答した大学は6大学中5大学あり、これは発達障害傾向の学生に対する支援システムにPDCAサイクルが無いことを意味しているものと考えられる。その理由として、発達障害傾向の看護学生に対して、どのように支援していけば良いかが明確でないことがあると思われる。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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