2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of nursing education program to support decision making on reproductive health of female cancer patients
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25293446
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Research Institution | St. Luke's International University |
Principal Investigator |
林 直子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (30327978)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 久美 大阪医科大学, 看護学部, 教授 (60226503)
森 明子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (60255958)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 乳がん / がん看護 / リプロダクティブヘルス / 妊孕性温存 |
Outline of Annual Research Achievements |
全国のがん診療連携拠点病院で乳がん診療に携わる医師を対象に、Webによる調査を実施した。調査項目は、清水ら(2012)が開発した質問紙をもとに、知識(5問)、診療上の実践(13問)、生殖の問題を議論する際のバリア(8問)、妊孕性温存に対する態度(5問)、基本属性等を含む計57問を設定した。148人から回答を得(回収率59.7%)、平均臨床経験年数20.5年、専門分野は外科(86.5%)が最多であった。がん治療による妊孕性への影響を85.1%が患者に伝えており、患者の再発リスクが高いこと(64.2%)、患者と話す時間がないこと(58.1%)をバリアとしていた。知識が十分であるほど、がん治療による妊孕性への影響を患者に伝えており(p<.01)、妊孕性の問題を患者と話すことへの抵抗が低かった(p<.001)。看護師を対象とした調査では305人(58.0%)から回答を得、女性がん患者の妊孕性温存療法について「知っている」者は33.1%、患者と妊孕性温存療法について話をしたことがある者は37.1%だった。乳がん患者の妊孕性温存に関する知識は、病棟所属者が他部署に比べ有意に低く(p<.01)、所属施設に乳がん認定看護師またはがん専門看護師がいる者は、より十分な知識を得ていた(p<.001, p<.01)。妊孕性温存療法について「知識を得たい」者は98.4%、知りたい内容は、がん治療後の妊娠・出産の可能性(87.0%)、妊孕性温存療法の選択基準(86.3%)、妊孕性温存療法の具体的な方法(86.0%)があげられた。これらの結果をもとに、乳がん患者のケアに携わる看護師を対象としたe-learning教材を開発、内容はOncofertility概説、がん治療における性腺・生殖機能への影響、妊孕性温存療法について、心理社会的要因、看護とし、具体的な4事例を知識テスト(10問)を含むものとした。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(13 results)