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2015 Fiscal Year Annual Research Report

足関節背屈角度を指標とした転倒ハイリスク者の識別と転倒予防プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 25293465
Research InstitutionFukushima Medical University

Principal Investigator

坂本 祐子  福島県立医科大学, 看護学部, 教授 (20333982)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大崎 瑞恵  福島県立医科大学, 看護学部, 講師 (70525948)
海老原 覚  東邦大学, 医学部, 教授 (90323013)
Project Period (FY) 2013-04-01 – 2017-03-31
Keywords転倒リスク / 転倒予防 / 足関節背屈角度 / 高齢者
Outline of Annual Research Achievements

平成27年度は,①前年度後半に着手した転倒予防介入プログラムのプレテストの結果からプログラム内容・対象等の検討,②軽費老人ホーム(ケアハウス)入居者を対象とした足関節背屈角度の測定と転倒のコホート調査に着手した.
1.転倒予防介入プログラムのプレテストには,介護老人保健施設および通所リハビリテーション利用者6名が参加した.3ヶ月の介入中2名が脱落(入院1名,辞退1名)し,4名が最終評価の対象となった.介入後,角度は右側が拡張した対象者は2名,左側が拡張した対象者は2名,Timed Up and Goが短縮した対象者は2名であった.介入終了後1名のみプログラム継続を希望した.介入プログラムについてリハスタッフから,プログラム内容(用具・頻度など)については修正不要であるが,「効果が実感乏しい分,プログラム参加の意向や継続の可否については本人の意欲・動機が大きく影響するのではないか」と評価を受けた.
2.平成25年度から26年度にかけて実施した介護老人保健施設入所者を対象とした転倒と足関節背屈角度の調査では,入所目的となった生活機能障害に加え入所期間の短縮化から,測定値の不確かさや1年間の転倒追跡困難が課題となっていた.そこで今年度は,生活機能障害が少なく,1年間の転倒追跡が可能と見込まれるケアハウス入居者103名を対象に足関節背屈角度と複数の運動機能の計測を終了し,転倒の追跡調査を行なっている.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

転倒予防介入プログラムの内容(使用用具,所要時間,頻度など)については,プレテストの参加者やリハビリテーションスタッフから大幅な修正は不要と評価を受けた.その一方でリハスタッフより「プログラムを継続する士気のある高齢者を選定する難しさ」を指摘されている.これらの結果を踏まえて,介入する高齢者の対象選定の再検討が必要と判断し,平成27年度後期から開始予定であった本介入を延期している.
ケアハウス入居者を対象とした転倒調査の過程において,介護保険サービスを利用していないケアハウス入居者に運動のニーズがあること,介護保険施設入所高齢者と同等の転倒が発生していることが明らかとなった.現在,本介入の対象者をケアハウス入居者とする方向で検討を進めている.

Strategy for Future Research Activity

現在転倒の調査を実施しているケアハウスを含め複数のケアハウスと,介入スタッフとして大学院生や潜在看護師も複数名確保している.本介入開始に向けての課題は,対象高齢者の健康状態の評価である.当初の計画では,医師をはじめとする医療職(看護職,理学療法士,作業療法士)が勤務している介護老人保健施設を想定していたが,ケアハウスでは医療職の配置義務はない.分担研究者と検討しながら9月までに介入に着手する予定である.
併せてケアハウス入居者を対象とした転倒追跡と1年後の運動機能評価を実施する.

Causes of Carryover

転倒予防介入プログラムのプレテストを結果を踏まえて,介入対象者の選定の検討を行なう必要が生じた.そのため転倒予防介入プログラムの本介入着手が遅延したため,介入用具購入および介入スタッフにかかる経費(看護師雇用,保険加入)が発生しなかったため繰越が発生している.

Expenditure Plan for Carryover Budget

平成28年度本介入に向けて対象者の設定,介入スタッフの確保の目処が立っている.28年度は,複数のケアハウス入居者を対象とした転倒予防介入プログラムの説明会を開催,本介入とプログラム評価を行なう.それに伴い,介入用具購入,介入スタッフ(看護師)を雇用する計画である.
また,27年度に着手した転倒追跡調査も併せて実施する予定である.

  • Research Products

    (2 results)

All 2016 2015

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 要介護高齢者を対象とした躓き予防のための運動介入プログラムの開発2016

    • Author(s)
      坂本祐子,大崎瑞恵,海老原覚
    • Organizer
      日本老年看護学会第21回学術集会
    • Place of Presentation
      大宮市
    • Year and Date
      2016-07-23 – 2016-07-24
  • [Presentation] 転倒リスクの指標としての足関節背屈角度の検討2015

    • Author(s)
      坂本祐子,大崎瑞恵,海老原覚,鳥羽研二
    • Organizer
      日本老年看護学会第20回学術集会
    • Place of Presentation
      横浜市
    • Year and Date
      2015-06-13 – 2015-06-14

URL: 

Published: 2017-01-06  

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