2016 Fiscal Year Annual Research Report
Dating about sculptures of Venus excavated in Mal'ta site
Project/Area Number |
25300037
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
吉田 邦夫 東京大学, 総合研究博物館, 特招研究員 (10272527)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
國木田 大 東京大学, 人文社会系研究科, 助教 (00549561)
佐藤 孝雄 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (20269640)
加藤 博文 北海道大学, アイヌ・先住民研究センター, 教授 (60333580)
増田 隆一 北海道大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (80192748)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ヴィーナス像 / マリタ遺跡 / 年代測定 / 古代DNA / 装身具 |
Outline of Annual Research Achievements |
マリタ遺跡から出土したヴィーナス像や鳥像などの彫像の年代と遺跡の年代を決定するための分析試料を採取、分析を行った。 2016年(平成28年)10月に、研究分担者2名とともに、ロシア側共同研究者と共同で、資料調査・分析試料の採取を行った。ロシア国立歴史博物館(モスクワ)では、1956年、1957年にマリタ遺跡を発掘した際の出土品について調査、試料採取を行った。当時の発掘区地図をもとに、資料の出土地点を照合し、彫像密集地点、住居址周辺などの資料、および出土地点が明確な資料を選択した。マンモスの牙から製作されたヴィーナス像、彫像密集地点から採取されたトナカイとマンモス製ヘラ状骨器、カットマークが付いたトナカイの角、オーカーが付着したトナカイの角、焼骨、魚骨など、たくさんの年代測定・同位体比分析用の試料を採取した。また、国立エルミタージュ美術館(サンクトペテルブルク)では、マリタ遺跡から出土した幼児の人骨について、各断片から分析試料を採取した。さらに、状態が異なるトナカイの角、マンモスの牙からも分析試料を採取した。 2015年度(平成27年)に、小規模であるが、日ロ共同でマリタ遺跡の再発掘を行っているが、層位関係が明確な出土資料が得られ、獣骨の同定、年代測定を進めてきた。 本年度に採取した多数の骨資料について、年代測定・同位体比分析を行い、興味深い測定結果を得た。これまでの分析結果、発掘結果をもとに、ロシア側研究者と共同で、遺跡の性格、年代についての知見を整理し、共通の認識を共有すべく議論を進めた。 これまでの成果を論文化し、発表する準備を進めている。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)
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[Journal Article] Ecosystem analysis of Baikal Siberia using Palaeolithic faunal assemblages to reconstruct MIS 3 - MIS 2 environments and climate.2016
Author(s)
Khenzykhenova, F. I., Shchentnikov, A. A., Sato, T., Erbajeva, M., Semenei, E. Y., Lipnina, E. A., Yoshida, K., Kato, H., Filinov, I. I., Tumurov, E. G, Alexeeva, N., Lokhov D. N.
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Journal Title
Quaternary International
Volume: 425
Pages: 16-27
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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[Journal Article] Marine Reservoir Effects Deduced from 14C Dates on Pottery Residues, Bones, and Molluskan Shells from the Hamanaka 2 Archaeological Site, Rebun Island, Hokkaido, Japan.2016
Author(s)
Miyata, Y, Horiuchi, A, Kondo, M, Onbe, S, Yoshida, K, Nagao, S. and Nishimoto, T.
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Journal Title
Radiocarbon
Volume: 58
Pages: 755-770
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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[Presentation] The Paleolithic Site Marita in Eastern Siberia: New Discoveries and New Situation.2017
Author(s)
Kato, H., Lipnina, E., Yoshida, K., Sato, T., Lokhov, T.
Organizer
The 82nd Annual Meeting of SAA.
Place of Presentation
Vancouver, BC. Canada.
Year and Date
2017-04-02
Int'l Joint Research
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