2016 Fiscal Year Annual Research Report
Influence from the Increase of Water Supply Facilities on Water Use and Hygiene Behaviors in Rural Uganda
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25300051
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
杉田 映理 東洋大学, 国際学部, 教授 (20511322)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 文化人類学 / 水・衛生 / 行動変容 / ウガンダ |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度の現地調査は8月にウガンダで実施した。今回の調査では、ウガンダ東部エルゴン山に近い丘陵地において自然流下型の給水システムの状況を把握し、本研究の主対象であるハンドポンプ式の深井戸との比較検討をおこなった。さらに、これまでに続き月経衛生に関する聞き取り調査を実施した。調査対象地の主な民族はギスであるが、ギスの人々にとって人生で最も重要な行事である割礼の通過儀礼も参与観察することができ、民族誌という観点からも有意義な情報をとることができた。 今年度の成果発表としては、まず、アジア経済研究所の主催する専門講座にて「アフリカにおける水へのアクセス向上とジェンダー」と題して発表を行った。また、ウガンダおよびマラウィ(別予算)での調査をもとに『水とジェンダー:開発途上国の水と衛生、ジェンダー平等に向けて』(共著、国際協力機構 刊)を執筆した。月経調査については、東洋大学大学院紀要にて発表した。 一方で、本研究で実施したウガンダでのフィールドワークにおける経験をもとに、フィールドワークの方法論としての「子連れフィールドワーク」について文化人類学会でセッションのメンバーとして「子連れフィールドワーク:フィールドワーカーの立ち位置はどう変わるのか」というタイトルで発表を行った。さらに、FENICSフィールドワーカーシリーズ第12巻『男も女もフィールドへ』内で「子連れフィールドワーク:ウガンダへ」を執筆して、同書が出版された。 また、本研究でのアフリカ村落部における水・衛生研究の知見の蓄積を評価され、青年海外協力隊の水の防衛隊員(派遣中)のリフレッシュ研修の講師としてモザンビークに招聘されたことに加えて、アフリカ各国の中堅公務員で水・衛生担当職員を対象としたJICA国内研修にも講師として招聘されるなど、社会貢献活動を行うことができた。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)