2017 Fiscal Year Annual Research Report
Elucidation of dispersal patterns based on genetic variation in exotic species originated from tropical regions
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25304014
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
立田 晴記 琉球大学, 農学部, 教授 (50370268)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
溝田 浩二 宮城教育大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (00333914)
辻 瑞樹 琉球大学, 農学部, 教授 (20222135)
二見 恭子 長崎大学, 熱帯医学研究所, 助教 (30432983)
足達 太郎 東京農業大学, 国際食料情報学部, 教授 (50385506)
熊野 了州 帯広畜産大学, 畜産学部, 准教授 (90621053)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 国際情報交換 / マダガスカル / ベナン / ナイジェリア / ケニア / アリモドキゾウムシ / ツヤオオズアリ / 侵入種 |
Outline of Annual Research Achievements |
2017年度はやり残していた仕事に注力した.まずアリモドキゾウムシに関してはこれまで分析していたミトコンドリアDNA上のチトクロームオキシダーゼサブユニット(COI)のダイレクトシーケンシングを,未解析であった個体に関しておこなった.また核遺伝子上のリボソームDNA遺伝子クラスターに存在する内部転写領域(Internal transcribed spacer: ITS)についても増幅条件の検討をおこなった.まずKawamura et al. (2007, Applied Entomol Zool 42)を参考に設計したプライマーをもとに,PCR増幅後にアガロースゲルで電気泳動をおこなったところ,複数の増幅産物が確認出来た.そこでDNAラダーマーカーを基準に標的サイズの増幅産物をミクロスパーテルを用いて切り出したのち,スピンカラム法にて産物中の不純物を取り除いた.その後シーケンシング反応をおこない,研究室に設置されているキャピラリ型遺伝解析装置を用いて塩基配列の解読をおこなった.その結果,シーケンシング反応が途中で止まるか,複数の産物が混入している形跡が確認でき,増幅産物の切り出しでは解読出来ないことが判明した.次に増幅産物を大腸菌のプラスミドへ組み込むことで遺伝子クローニングをおこない,配列解読を試みたが,これについてもうまく行かなかった.そこで培養装置をもちいて大腸菌を大量培養し,配列解読を進めた.またケニアにおいて調査研究実施を延長するため,国立ケニア博物館との研究契約の延長に関する手続きをおこなった.また共同研究者に依頼し,現地での研究用標本採集を追加実施した.
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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