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2014 Fiscal Year Research-status Report

「適正なクレームの発信」に必要な要素の分析、および教育法の考案

Research Project

Project/Area Number 25350056
Research InstitutionMejiro University

Principal Investigator

田中 泰恵  目白大学, 社会学部, 教授 (80507749)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2016-03-31
Keywordsクレーム / 論理的思考力 / コミュニケーションスキル / 消費者教育
Outline of Annual Research Achievements

平成26年度の研究実績の概要は、以下のとおりである。
①クレームだと感じる経験をした際にどのような行動をとるのかについて質問紙調査(大学生約80名)を実施し、その結果から行動を9つに整理した。
②上記で得られた行動と個人特性の関連を探るため、東京近郊および大阪近郊の大学生と30~40代の男女計約600名に、質問紙調査(web調査)を実施した。その結果を分析すると、大学生の行動は「クレームをやわらかく言う群」「クレームを強くいう群」「クレームを言わない群」の3つに分類され、これらと個人特性(論理的思考力、コミュニケーションスキル、攻撃性)の関連について次のようなことが明らかとなった。まず、「クレームをやわらかく言う群」は「論理的思考力」との関連が強く、「クレームを強くいう群」は、攻撃性の「短気」との関連性がみられる。また両者に共通して、「コミュニケーションスキル」「言語的攻撃性」との関連もみられた。そして「クレームを言わない群」は「短気」および「(社会に対する)敵意」との関連性が強いことが示唆された。
③以上の結果を基盤として適正なクレーム発信に対する気付きや議論を促す消費者教育の手法を検討し、その教材作りについて議論を始めた。以上

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

今回助成を受けている研究の終着点である「適性なクレーム発信に関する教育法の考案」について具体的検討が進められる段階まできているため、概ね予定通りと考えている。

Strategy for Future Research Activity

早急に教材の作成を進め、夏までに実施を試みる。その結果(効果)を検証し、本研究3年間の成果としてまとめる。

Causes of Carryover

最終目的である教材作成の議論を進めることはできたが、実際の作成にはいたらなかったことが次年度使用額が生じた主たる理由である。

Expenditure Plan for Carryover Budget

平成27年度の研究計画は、当初より平成25~26年度に取り組むことができなかった部分を補い全体を総括するとしており、請求した助成金も事務経費のみのわずかなものとなっている。平成26年度中に実施できなかった研究を進め、全体をまとめるための作業に係る経費として使用する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2015

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 成人におけるクレームタイプと個人特性との関係2015

    • Author(s)
      澤口右京、西川千登世、田中泰恵、渋谷昌三
    • Organizer
      日本心理学会
    • Place of Presentation
      同志社大学今出川キャンパス(京都府・京都市上京区)
    • Year and Date
      2015-09-10 – 2015-09-12

URL: 

Published: 2016-05-27  

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