2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
25350296
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tokyo City University |
Principal Investigator |
小池 星多 東京都市大学, メディア学部, 准教授 (70307370)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | ロボット / 社会 / 情報 / プロトタイピング / プロプロイエタリ / Arduino / Raspberry Pi |
Research Abstract |
平成25年度の研究成果は以下である。 ●ロボットの開発:研究に使用するためのロボットの試作を行った。これまで試作したロボットは、ロボットの外部にPCを必須としていたが、25年度では、その外部PCをロボット内部に設置したLINUXで動くシングルボードコンピュータのRaspberry Piに置き換えて、外部PCがなくても稼動できるようにした。また、ロボットの制作のための材料をRaspberry P、iArduinoや100円ショップなど、安価で容易に手に入るものを中心に使用した。また、小学生でも組み立てられるように、製作手順などを吟味した。その結果1台2万円以下に製造コストを押さえることができた。25年度は、この方式のロボットを10台制作した。 ●ロボットを使用したワークショップ、展示による意見収集:その10台のロボットを使用して、東京都市大学のオープンキャンパス、科学体験教室や川崎市の小学校の科学体験教室において高校生や小学生にロボットを動かしてもらうワークショップを開催し、来場者からロボットの使い勝手についてコメントを得た。またオープンソースカンファレンス2014、Maker Faire Tokyo 2014などでロボットを展示し、来場者にロボットを使用してもらい、使い勝手についてコメントを得た。 ●Web、マニュアル制作による情報公開:ロボットの製作方法などを広く公開するために、ロボット制作マニュアルを制作した。また、同様にロボットの情報を公開するために専用サイトwww.mugbot.com を開設した。 ●成果発表:東京都市大学の情報メディアジャーナル15号に本ロボットのコンセプトや構造についての論文を発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ロボットの制作や改良に時間がかかり、展覧会などでのロボット展示でロボットについてのコメントを得る事はできたが、ロボットを社会の現場で使用したフィールドワークが遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後はロボットを教育現場、介護施設、店舗などに設置し、そのコミュニティとコミュニケーション、フィールドワークしながらロボットを改変して、コミュニティに適合したロボットに変化させていく活動を行う。あわせて、インディアナ大学と共同で、アメリカで同様の活動を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
ロボットの制作の時間がかかり、フィールドワークに遅れが生じた。 ロボットの制作を持続しつつ、ロボットを使用したフィールドワークを増やして行く。
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Research Products
(3 results)