2014 Fiscal Year Research-status Report
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25350296
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Research Institution | Tokyo City University |
Principal Investigator |
小池 星多 東京都市大学, メディア学部, 教授 (70307370)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ロボット / デザイン / コミュニティ / Raspberry Pi / Arduino / オープンソース / ソーシャル / プロトタイピング |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は、ロボットを作り、使用するコミュニティを広げるために対外的に周知する活動を行った。概要は以下である。1.情報サイトの公開。すでにあったロボットの情報サイトwww.mugbot.comに正式なロボットのソフトウェアと製作方法を公開した。そのサイトを閲覧して一般ユーザーがロボットを製作できるようになり、ユーザーがそれを参考にして自作のロボットを製作した。2.ロボット製作ワークショップの開催 ロボットの製作方法を周知するために、横浜のファブ施設「ファブラボ関内」他三カ所で製作ワークショップを行った。「ファブラボ関内」のメンバーは独自にロボットのソフトを使用してワークショップを行えるようになった。 3.展示発表 ロボットをアメリカのMaker Faire Bay Area2014、日本のMaker Faire Tokyo 2015などで展示、発表し多くの人々に周知した。4.成果発表 東京都市大学発行のジャーナルにロボットの活動報告を行った。また、ロボットの製作方法の出版が決定し、執筆中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
25年度においてロボットをほぼ完成させ、26年度で対外的に情報公開や展示によってロボットを周知することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、 1.具体的に地域コミュニティの中でロボットを使用することで、ロボットとコミュニティの相互変容について考察する。 2.海外との連携を深める。現在はアメリカのベンチャー企業の開発したクラウドシステムをロボットの組み込むことで相互交流を深めている。また海外の大学との連携を深めて、ロボットのコミュニティにとっての意味や価値について考察する。 3.ロボットの改良や製作コストの低減を進めて多くのユーザーがロボットを使用できるようにする。 4.国際学会などでの成果発表を行う。
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Causes of Carryover |
ロボットの開発や、ロボットのソフトウェアの開発経費の支出が減額となったこと、アメリカでのロボットのユーザー評価が未達成のために残額が発生した。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
海外での学会発表、ロボットの展示活動、アメリカでのロボットを使用したユーザー評価。ロボット製作用機材、部材の購入。
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Remarks |
Making Mugbot マグボットの作り方 では、ロボットのソフトの公開、製作情報の公開を行っている。Social Roboticsでは日々の研究活動について報告している。
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