2014 Fiscal Year Research-status Report
効果的なパーソナルファイナンス教育支援環境に関する研究
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25350324
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
二木 恵 金沢大学, 総合メディア基盤 セン ター, 助手 (40633988)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松浦 義昭 金沢大学, 経済学経営学系, 講師 (10377377)
笠原 禎也 金沢大学, 総合メディア基盤 セン ター, 教授 (50243051)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 家計簿 / パーソナルファイナンス / 金融教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
家計簿アプリケーションを、オフラインでも使用可能なiOSネイティブアプリケーションで作成計画であったが、実装が困難となったため、実装形態をWebアプリケーションに変更し、プロトタイプを作成中である。パーソナルファイナンスの中で、家計管理は重要項目の一つであり、現在の家計状況の把握が一目瞭然にできる家計簿ツールが求められている。そのため、本家計簿アプリケーションでは、家計入力のしやすさと、家計の状況把握を容易に可能とするような統計処理に重点を置いて作成中であり、今年度中にテスト運用を予定している。 金融教育コンテンツの検討では、金融教育の実態調査として、石川県内の小中高で行われている金融教育を調査した。また、本学の学生に対して金融リテラシー教育を開始し、学生に有効な金融教育のあり方について具体的な検討を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本家計簿アプリケーションでは、ユーザによる家計状況の把握のしやすさが重要な仕様項目であるため、ユーザごとのフレキシブルな費目設計ができる必要があるが、自由な費目設定を可能にするとと、入力や操作時にレスポンスが遅くなりがちであるとの矛盾のため、設計段階で進捗の遅れが出た。
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Strategy for Future Research Activity |
プロトタイプ版ができて後、テスト運用を行い、家計状況の把握に役立つアプリケーションに随時改修を行っていく。平行して、金融コンテンツについて内容を具体的に検討後追加していく。
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Causes of Carryover |
運用する上で必要なハードウェア機器用に予算を確保していたが、アプリケーションの開発が遅れており、運用が開始できていないため、ハードウェア機器として用意していた予算が余剰した形となった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
現在プロトタイプ版を制作しており、作成後はテストをくりかえし、仕様がほぼ確定後の今年度後半に実運用に耐えられるよう業者に開発依頼する予定である。
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