2016 Fiscal Year Annual Research Report
Study about supportive environment for efficient personal finance education
Project/Area Number |
25350324
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
二木 恵 金沢大学, 総合メディア基盤センター, 特任助手 (40633988)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松浦 義昭 金沢大学, 国際基幹教育院, 講師 (10377377)
笠原 禎也 金沢大学, 総合メディア基盤センター, 教授 (50243051)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 金融経済教育 / 家計簿アプリ / iOSアプリ / パーソナルファイナンス |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,別途金融経済教育を学ぶ時間が取れないユーザに対し,家計簿をつけながらの「ながら学習」により,金融リテラシー教育支援を行うことを目的としている。また,大学ポータルサイトとの認証連携により,本システムを経由した,シームレスな経済教育支援への誘導を目的としている。 最終年度の27年度は,金融リテラシークイズを経済系教員とファイナンシャルプランナーに作成してもらい家計簿アプリに組み込んだ。また,大学ポータルサイトに本システムのリンクを置き,金沢大学IDでのシングルサインオンを可能とした。学内に本システムのサービスイン案内を出したところ,一度に数百という利用ユーザの増加が得られた。すでに配信中のApp Storeでのダウンロード数も確実に伸びており,継続して利用しているユーザも存在している状況である。家計データは食費に関するものが多く登録されており,金融リテラシークイズの正答率も高い結果となっている。 本家計簿アプリのシステムは学内のネットワーク障害があった以外は,トラブルなく運用ができている。また,ユーザからの要望により,システムの改良を随時行っている。特に,金融リテラシークイズは,ユーザのデバイスの画面サイズに応じて,文字数制限に合うクイズを表示するようにすることや,任意のタイミングでの表示にするなどの改変を重ねた。 また,クイズを授業の進度に合わせた内容表示にする機能追加を行い,授業と連動した動作が可能となった。その他に,回答履歴から振り返り学習を可能とした。これら追加機能したことから,29年度4月から授業の予習復習を目的とした教育支援補助ツールとして他大学の授業で利用を開始している。 これら,本研究で実施した開発手法や得られた利用実績,ならびに改善点等を,複数の学会等にて発表を行った。
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Research Products
(11 results)