2015 Fiscal Year Annual Research Report

人工膵島への応用を見据えた血管内留置型センサによる連続血糖計測システムの開発

Research Project

Project/Area Number	25350532
Research Institution	Kumamoto University
Principal Investigator	下田誠也熊本大学, 生命科学研究部, 准教授 (60398203)
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha)	荒木栄一熊本大学, 生命科学研究部, 教授 (10253733) 古川昇熊本大学, 生命科学研究部, 准教授 (90335795)
Project Period (FY)	2013-04-01 – 2016-03-31
Keywords	人工膵島 / 連続血糖計測システム
Outline of Annual Research Achievements	糖尿病患者の治療においては，「低血糖を来すことのない厳格な血糖管理」を達成するためにも人工膵島の実用化が望まれ，現行の血糖計測システムの問題点を解決した新規計測部門を開発し，その有用性を検証する必要がある．そこで，本研究では，血管内留置型のマイクロブドウ糖センサにより，採血せずにリアルタイム連続血糖計測を行うシステムの開発を行った．開発した連続血糖計測システムの基礎的検討及び糖尿病犬における連続計測を試みた結果，優れた直線性と追随性を確認し得た．以上より，本システムが有用であったことを示された．近い将来，携帯型人工膵島の新たな計測部門として使用可能であることが示唆された．