2015 Fiscal Year Research-status Report
COPDの随意性呼吸の解明と換気フィードバックによる呼吸リハビリテーションの開発
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25350610
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Research Institution | Ibaraki Prefectural University of Health Science |
Principal Investigator |
冨田 和秀 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (00389793)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯塚 眞喜人 昭和大学, 医学部, 講師 (40274980)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 呼吸 / 呼吸運動 / 随意呼吸 / 換気フィードバック / インダクタンス・プレスチモグラフ法 / 非拘束性換気モニタリング / 位相差 / COPD疑似モデルマスク |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、1)COPD疑似モデルマスクを用いて運動中の随意性呼吸運動の胸腹部運動を解析すること、2)胸腹部運動をフィードバックするプログラムを開発することを計画した。
1) 前年度開発した随意性呼吸運動を非拘束性に測定する方法を用いて、COPD疑似モデルマスク装着者において、一段階負荷に伴う換気応答および胸腹部運動の変化を調査した。その結果、換気応答は、時間経過とともに一回換気量(TV)が増加、呼吸数(RR)が減少することで、分時換気量(VE)を増加させる換気応答となった。胸腹部変化では、胸部よりも腹部の運動が有意に増加することが分かった。また胸腹部運動の位相差が増大した。各被検者で位相角の経時的変化は様々であった。
2) 随意性呼吸運動を非拘束性に測定する方法を用いて、胸腹部運動をフィードバックするソフトウァアを開発した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
外注した換気フィードバックプログラムの開発に、想定以上に時間を要したため。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究の担当者(大学院生・学部生)を追加し、研究の推進に取り組む。 作製した換気フィードバックプログラムを用いて、ヒトを対象とした実験に取り組む。
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Causes of Carryover |
本年度は研究計画に従ってほぼ予定通り執行できたが、ヒトを対象とした実験が一部残っているため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
ヒトを対象とした呼吸実験のため、消耗品や謝金等に使用する予定である。
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