2014 Fiscal Year Research-status Report
体育授業における児童の自己評価を促すビデオ映像を活用した学習プログラムの開発
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25350726
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
大後戸 一樹 広島大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (20632821)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 体育科授業 / 観察運動学習 / タブレット端末 / マット運動 / 自己評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,小学生児童の運動学習において,児童の自己評価を促すためにビデオ映像を即時的に活用する学習プログラムを開発し,その有効性を検証することである. 昨年度は,タブレット端末を用いて個々のパフォーマンスを撮影し,そのビデオ映像を自己評価のために活用する授業を計画し,実施した。グループでの3人~5人のグループごとに1台のタブレット端末を準備するとともに,4台のビデオカメラでの撮影も行い,グループでの学習の様子を収集した。収集したパフォーマンス映像と児童らの発話記録を分析した。その成果として「体育授業におけるタブレット端末を活用したグループ学習の実態」が明らかとなった。 本年度は,グループ学習の実態を明らかにするなかで,タブレット端末の活用方法について自己評価を促す工夫がみられたグループの事例を取り入れた学習プログラムを再検討し,実践した。特に,モデル映像と個々のパフォーマンス映像を2画面同時再生するための動画編集ソフトを用い,授業後に自己評価を行わせたことで,授業中の自己評価との比較により,評価内容の質的な違いについて検討するためのデータが収集できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年度は,タブレット端末やソフトの不具合のため,データに欠損が多く見られた。そのため,本年度も同様の授業研究を行う必要があった。 本年度は,ソフトの活用方法などを改善し,十分なデータが得られた。また,昨年度の授業において児童らがタブレット端末の活用方法について工夫していたことを,本年度の授業にも組み入れることもできた。 現在,研究協力者とのデータ分析の検討のための資料を整理している段階であり,すでにパフォーマンス映像へのナンバリング,及び自己評価のテキストデータ化は終了している。
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Strategy for Future Research Activity |
まず,研究協力者とのデータ分析の検討のために,資料整理を行う。すでにパフォーマンス映像へのナンバリング,及び自己評価のテキストデータ化は終了している。 その後,授業観察者や指導者ら授業に関わった者で運動技能の変容について,集団検討する。 そして,最終的には,研究協力者技能変容の様子と自己評価の内容との関係を質的に検討する予定である。
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Research Products
(1 results)