2016 Fiscal Year Annual Research Report
Effect of the health and exercise lesson for the area inhabitants with metabolic syndrome
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25350843
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Research Institution | Ibaraki Prefectural University of Health Science |
Principal Investigator |
岩井 浩一 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (30167275)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | メタボリックシンドローム / 内臓脂肪 / 運動教室 / MRI / BodPod |
Outline of Annual Research Achievements |
茨城県阿見町で特定健診を受診し,メタボリックシンドロームあるいはその予備群と判定され,保健指導を受けた者を対象に参加案内を送付し,その後の運動教室への参加を希望する者のうち毎年20名を対象に運動教室を実施した。 運動教室では,まず自転車エルゴメータを用いて各個人の体力を測定し,最大酸素摂取量の50%の負荷に相当する運動強度を目安とし,60回転/分の速度で30分間のペダリング運動を実施した。また,トレーニングマシンを用いた筋力トレーニングを実施した。これらの参加者は,運動教室の開始時と終了時に,本学付属病院において様々な検査を実施した。特に,磁気共鳴画像装置(MRI)を用いて腹部の画像を撮影し,腹部脂肪面積(内臓脂肪面積,皮下脂肪面積)を測定し,特に内臓脂肪面積が運動を継続することによってどのように変化するかを評価した。また,体脂肪測定装置(BodPod)を用いて,空気置換法により正確な体脂肪率の測定を行い,その変化についても評価を行った。さらに,運動教室への継続参加を希望した一部の参加者については,その後も運動を継続し,長期的な運動実施による体脂肪率の変化を縦断的に評価した。 その結果,運動教室の参加者には,体重の減少,腹囲の減少,血糖値の低下,内臓脂肪面積の減少,腹部の皮下脂肪面積の減少,体脂肪率の減少などがみられ,非常に多くの効果を確認することができた。そして,参加者のほとんどで内臓脂肪面積が100平方センチメートルを下回り,メタボリックシンドロームの状況を脱した。また,長期間の運動教室を継続した者においては,さらに顕著な効果が示された。このように,メタボリックシンドロームの該当者に対する運動教室の実施は,大きな成果を示したといえる。
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