2015 Fiscal Year Research-status Report
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25360062
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Research Institution | National Women's Education Center |
Principal Investigator |
越智 方美 独立行政法人国立女性教育会館, その他部局等, 研究員 (70524403)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 美穂 独立行政法人国立女性教育会館, その他部局等, 研究員 (40415352)
中野 洋惠 独立行政法人国立女性教育会館, その他部局等, その他 (60155786)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 男女共同参画 / ジェンダー予算 / 女性に対する暴力 / カンボジア / 韓国 / フィリピン |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は国内外で、本調査研究の結果を分析し公表した。市川房枝記念会女性と政治センターが9月26日にジェンダー研究者等を対象に主催した第三回ジェンダー平等政策サロンで報告をおこなった。報告題目は「海外のジェンダー予算の取組み―韓国・フィリピンの事例に着目して」 である。6月9日にエルサルバドルでおこなわれた「中南米広域ジェンダーセミナー」(主催 国際協力機構、エルサルバドル政府、中米統合機構)で、「女性の経済的エンパワメント~日本の現状と課題」との題目で口頭発表をおこなった。また、12月14日には韓国(ソウル市)で開催された「第7回アジア太平洋地域における開発とジェンダーフォーラム」(主催 韓国女性政策開発院)で研究代表者が報告した。このフォーラムは、国際協力におけるジェンダー平等推進の課題をテーマとして開催された。報告題目は「北京行動綱領から持続的開発目標(SDGs)へ:男女共同参画の推進に向けた日本の取組」である。また、研究協力者が9月6日に開催された「国際ジェンダー学会」で口頭報告をおこなった。 上記報告の内容と参加者との質疑応答から得られた知見は、平成28年3月に刊行された『NWEC 実践研究』第6号に掲載された論文「男女平等を指向する予算制度 フィリピンにおけるジェンダー予算の取組」に反映されている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成27年度は研究分担者が病気治療のため長期入院し、また研究協力者の異動のため当初計画していた平成25年度および26年度に実施した海外調査で収集した資料、データの分析に充分、時間を確保することができなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度は海外調査の結果を分析し、日本の男女共同参画制作への適用可能性についてまとめる。3年間の研究成果をまとめた報告書を作成する。報告書は国内の男女共同参画センターに送付するほか、ダウンロード可能な形式で国立女性教育会館のウェブサイトに掲載する。
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Causes of Carryover |
研究分担者の病気と研究協力者の異動により、本研究に従事できる時間が減少したため計画期間の延長を申請した。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成28年度はこれまで実施した海外調査の結果をまとめ、韓国、フィリピン、カンボジア参加国における男女共同参画政策の概要と、ベスト・プラクティスをまとめた報告書を作成する。
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Research Products
(8 results)