2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
25370033
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
本田 康二郎 金沢医科大学, 一般教育機構, 講師 (40410302)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久木田 水生 名古屋大学, 情報科学研究科, 准教授 (10648869)
神崎 宣次 滋賀大学, 教育学部, 准教授 (50422910)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | ロボット倫理学 / ロボット倫理綱領 / 人工知能の倫理 / 科学技術倫理 / 技術哲学 / 哲学 / 倫理学 |
Outline of Annual Research Achievements |
三年目の研究計画(1~5)に従って、成果をまとめる。 1.毎月一回、「ロボットの応用哲学研究会」を開催して、互いのテーマに沿った文献紹介および研究進捗状況の報告を行う:2015年度は、各人が研究会に呼ばれるなど、互いの予定が合わないことが多く、月一回の開催はできなかった。しかし、7月には、米国の技術哲学者Wendell Wallach氏を呼び研究会(名古屋大学)を行い、また2016年の2月にはオランダの技術哲学者Peter-Paul Verbeek氏を招いて第二回日欄合同技術哲学ワークショップを開くなど、活発な国際交流を展開した。2.大阪大学人間科学研究科GCOE「認知脳理解に基づく未来工学創成」においてロボット工学者と交流する:2015年度はこの研究会が解散してしまったため、大阪大学との共同研究は終了した。そのかわりに、応用哲学会より支援を受けて、サマースクール「ロボット社会のゆくえ」を主催し、筑波大学大澤博隆氏の講演会および研究室見学会を行った。また数理哲学者の村上祐子氏、ロボット法学者の赤坂亮太氏の講演会も同時開催した。さらに、冬の日蘭合同技術哲学ワークショップでも早稲田大学のロボット工学者上杉繁氏の研究室見学を行った。3.倫理綱領をロボット工学者に提示して、彼らからのフィードバックを分析する:プロジェクト最大の目標であった倫理綱領の策定は完成しなかった。しかし、たたき台は完成しつつあり、その姿は現在執筆中の教科書『ロボットからみた倫理学(仮)』の中で発表される予定である。4.3年間の研究の総括を行う。研究成果を応用哲学会、STS学会で発表する:この3年間の研究成果は、これから国内外の学会にて発表していく予定である。5.研究成果を報告書にまとめる:先に述べた教科書『ロボットからみた倫理学(仮)』の中で、この3年間の研究成果を発表する予定である。発行予定は2016年度内。
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Remarks |
ロボットの応用哲学研究会HP その他、FaceBook内にも「ロボットの応用哲学研究会」コミュニティあり。
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Research Products
(17 results)