2015 Fiscal Year Research-status Report
在外ベトナム人の言語動態観察によるベトナム語の言語変容の記述と解明
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25370504
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Research Institution | Ritsumeikan Asia Pacific University |
Principal Investigator |
田原 洋樹 立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋学部, 准教授 (60331138)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
チャン ティ・ミン・ヨイ 立命館アジア太平洋大学, 言語教育センター, 講師 (80646125)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ベトナム語 / 語彙研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
南北統一前後のベトナム語について、正書法や語彙、さらに好まれる語法などを調査した。特に、約100万人のベトナム系住民が生活する「リトルサイゴン」では、研究の積み重ねにより、調査への協力者が確実に増えてきた。また、現地テレビ番組に出演して、研究の歩みや目的を紹介することができたのは成果と言えよう。 現地大学の研究者との意見交換を実施できたほか、ベトナム系の2世および3世がベトナム語を学習するクラスを数次に訪問して、語彙や話法についての世代間ギャップを直接に調査することができた。他方で、調査地への研究成果の還元としては、訪問先の大学のクラスで研究経過を発表したり、エスニックメディアへの出演をあげることができる。 また、今年度は主として語彙面に焦点を当てた研究論文をまとめることができた。現地調査や文献研究を充実させて、ユニークな内容となった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現地調査の進捗を含め、おおむね計画通りに進めることができている。次年度は最終年であり、このペースで調査を進め、研究成果をまとめたい。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、本研究成果の取りまとめに向けた研究行動を中心にする。 エスニックメディアのうち、新聞社およびテレビ局の関係者との意見交換により、言語動態を観察するとともに、成果還元の立場から、積極的に出演していく。 さらにアメリカでは、過年までの取り組みにより、近似分野を専門とする研究者とのネットワークが構築できたので、現地大学において研究者との意見交換やセミナーでの情報発信を行う。
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Causes of Carryover |
予定していた調査出張のうち、ベトナムにおける調査が1度が実施できなかった。よって、次年度使用額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度に本件出張を実施する計画にしているので、その費用に充当する。
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