2016 Fiscal Year Annual Research Report
The Dynamism Formation Process of the Group of Teachers in Charge of the Autonomous Learning Program for Japanese as a Second Language
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25370597
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Research Institution | J. F. Oberlin University |
Principal Investigator |
齋藤 伸子 桜美林大学, 言語学系, 教授 (90337890)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 自律 / 自律学習 / 教師集団 / ダイナミズム |
Outline of Annual Research Achievements |
自律学習を基本方針とする教師への調査をとおして、言語教育プログラム「チュートリアル」の実践にかかわる教師集団がダイナミズムを形成していった実態を明らかにすることを目的とした。 研究初年度の平成25年には、研究方法および関連理論についての調査に重点を置き、読書会および関連学会への参加を積極的に行った。学内の研究会において研究協力者が研究の基盤となる自律学習プログラムについて発表し、他言語の担当教員と意見交換した。また、チュートリアルの実践を時系列にまとめた「年表データベース」を完成させた。 平成26年度には教員へのインタビューを行い結果を検討した。研究代表者および連携研究者が第40回全国語学教育学会(JALT)年次国際大会にて「Fostering Learner Autonomy in the Classroom: Working with Diverse Learners of Japanese as a Second Language」を発表した。学会等の研究会に参加し研究への知見を新たにした。平成27年度は、研究代表者が学内紀要に関連論文を発表した。また、研究協力者の甲斐晶子他5名が日本教育工学会研究会にて「日本語学習における自己調整学習支援体制の構築」の発表をおこなった。連携研究者が「LASIG Conference Antwerp」にて成果発表をする予定であったが、体調不良につき参加することができなかった。研究代表者および連携研究者の本務の多忙により予定通り研究を進めることができなかったため、研究期間延長を申請して受理された。 平成28年度も研究代表者および連携研究者の状況が改善しないことに加え、研究代表者等の健康上の理由により、予定通り研究を進めることができなった。そのため、検討できなかったインタビューデータを文字起こしするなどして、未整理データの整理に努めた。
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Research Products
(1 results)