2013 Fiscal Year Research-status Report
グローバル時代の国際法における国際行政法アプローチの今日的意義
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25380061
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
柳 赫秀 横浜国立大学, 国際社会科学研究院, 教授 (90220516)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
間宮 勇 明治大学, 法学部, 教授 (00202333)
伊藤 一頼 静岡県立大学, 国際関係学部, 准教授 (00405143)
藤澤 巌 千葉大学, 人文社会科学研究科(系), 准教授 (20375603)
小林 友彦 小樽商科大学, 商学部, 准教授 (20378508)
宮野 洋一 中央大学, 法学部, 教授 (30146998)
山本 良 埼玉大学, 教養学部, 教授 (30272024)
猪瀬 貴道 北里大学, 一般教育部, 准教授 (70552545)
小寺 智史 西南学院大学, 法学部, 准教授 (80581743)
山内 由梨佳 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工, 人文社会科学群, 講師 (80582890)
児矢野 マリ 北海道大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (90212753)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 国際行政法 / グローバル化と国家 / 抵触法的解決 / 国際法と国内法 |
Research Abstract |
現在まで順調に研究が進んでいる。研究目的(概要)のところで述べたように、カール・ノイマイヤー『国際行政法』についての講読会形式の文献研究を大体2か月おきに(5月19日、8月2日、10月5日、12月27日、3月8日)実施してきている。1回ごとに5-6時間をかけ、3-4名が10頁前後の(ほぼ)全訳のレジュメを作ってきて報告をし、みんなでマメにチェックするやり方である。 研究会メンバー同士の文献購読とともに、他分野の研究者との対話を行うことを掲げているが、初年度は国内行政法学者のうち「国際行政法」の研究をやってきたか、それに造詣の深い方々をお招きして報告していただき議論を行った。まず10月5日には東京大学の斉藤誠教授をお招きして国際行政法研究の草分けとしてのご経験と日本における国際行政法研究状況についてお話を伺い有益な「対話」を行った。次に、今年の3月8日には国際行政法研究についての若手代表格の原田大樹(京都大学)教授をお招きし、「国際的行政法論の現状と展望」というタイトルでドイツや国際的にどのように国際行政法論が展開しているのかについて大変参考になるお話を伺い意見交換を行った。 サイボウズLiveに「ノイマイヤー国際行政法研」というサイトを作り、関連文献を共有し、研究上、効率よく文献上の情報共有を図っており、研究会の回を重ねることに、そして、他分野の学者との「対話」を通じて、まさに本科研費の「グローバル時代の国際法における国際行政法アプローチの今日的意義」についてのコンセンサスが出来上がりつつある
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実績の概要で述べたように、研究メンバーが一丸となって、順調に研究会をこなし、他分野研究者を招いて「対話」を行うなど、今のところおおむね順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
2年目である26年度も初年度同様講読会を重ねるとともに、他分野研究者との「対話」を精力的に続ける予定である。さっそく7月5日の研究会の際には名古屋大学の横溝大教授をお招きして、「国際法と抵触法」というタイトルで話を伺い議論する予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
初年度なので代表者である柳がまだ全体的な感触がつかめていなかったのでかなり消化しなかったことに加えて、中堅のメンバー二人(宮野洋一、間宮 勇)が配分額を丸々使わなかった。 次年度使用額は、平成26年度配分額を若手メンバーにできるだけ大きく配分したために代表者への配分を極力少なめにしたので、26年度の配分額を0にした宮野洋一と間宮勇に5万円ずつ配分し、残りの金額は代表者のところに配分してメンバーたちの消化状況を見ながら適切に使っていくよう致したい。
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Research Products
(2 results)