2014 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
25380256
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
川口 浩 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (90186073)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 寿美世 大東文化大学, 経済学部, 講師 (00348830)
武藤 秀太郎 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 准教授 (10612913)
グラムリヒ・オカ ベティーナ 上智大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (60573417)
竹村 英二 国士舘大学, 公私立大学の部局等, 教授 (80319889)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 日本 / 経済思想 / 経済史 / 歴史 / 国際比較 / 国際研究者交流 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、「日本の経済思想:時間と空間の中で」をテーマとする国際共同研究である。日本経済思想史領域の国際共同研究は、これまで余り活発ではなかったが、本共同研究はこうした研究状況に一石を投ずるものと自負している。 3年計画の2年目に当たる2014年度では、9月初旬にドイツのボンで " International Conference JAPANESE ECONOMIC THOUGHT: TIME AND SPACE " を開いたことが最も大きな活動であった。ここでは、共同研究参加者が、あらためて相互に研究テーマを再認識し、問題点を共有し、研究成果の公表に向けて努めていくことを再確認した。 また、これに先立ち、8月14日、早稲田大学において、外部講師として岩本和恵氏(千葉県立磯辺高等学校)を招き、「近代移行期の洋学実践と国家意識―大島惣左衛門の「御国益」論と「治国」の学術―」という研究報告を頂いた。さらに、ボンの後では、11月8日と12月25日に早稲田大学で研究会を開き、メンバーである武藤秀太郎(新潟大学)が「博覧会と経済思想―日本と中国を中心に―」、同じく竹村英二(国士舘大学)が「十八世紀における文献研究特性の比較考察―西欧・中国におけるその発展に鑑みながら中井履軒『尚書』研究を考える―」と題する研究報告を行った。なお、これらの活動内容は、公式サイト<http://www.waseda.jp/prj-jetts/> に掲出されている。 以上の通り、2014年度はおおよそ所期の目標を達成したものと思われる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2014年度は、9月にドイツのボンに共同研究者を集めて、研究報告会を開催することができた。相互に研究テーマを理解し、問題点を共有し、研究成果の公表に向けて努めていくことを再確認した。 この他にも、日本国内で研究会を3回開催し、共同研究者以外からの知見を得ることもできた。 一年間の活動を通して、一定の進捗があったものと考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
2015年度が最終年となるので、論文集を刊行する。
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Causes of Carryover |
2014年度は三年計画の2年目であり、2015年度のために一定金額を残した。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
2015年度は三年計画の最終年であり、これまでの研究成果を出版する予定である。研究費の多くは、この研究成果公表のために支出する予定である。
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Research Products
(11 results)