2014 Fiscal Year Research-status Report
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25380491
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Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
中谷 常二 近畿大学, 経営学部, 教授 (70398501)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井戸田 博樹 近畿大学, 経済学部, 教授 (10352957)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | ソーシャルメディア / 国際研究者交流(アメリカ) / ビジネス倫理 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.アンケートのデータ解析:昨年度行った企業におけるソーシャルメディア利用についてのアンケート調査を分析した。その結果については、Idota,H.他、”Empirical Study on How Social Media Promotes Product Innovation”, Proceedings of 20th ITS Biennial Conference、井戸田博樹、他「インターネットの口コミが購買行動に及ぼす影響-女子学生の化粧品購買のアンケート調査から-」、 経営情報学会2014年春季全国研究発表大会予稿集、井戸田博樹「企業におけるソーシャルメディア活用の有効性活用に関する実証研究」、工業経営研究学会第29回大会予稿集などで発表した。 2.ヒアリング調査:在ハワイの著名観光地であるKualoa Ranchを訪問調査した。ソーシャルメディアを利活用してのワールドワイドなマーケティングについて調査を行い、学会発表した(中谷常二、井戸田博樹「米国観光業のソーシャルメディアを用いたマーケティング-クアロアランチを事例として」、日本情報経営学会第69回全国大会予稿集)。 3.米国研究者との共同研究:研究協力者Hawaii Pacific UniversityのDr. William A. Sodemanに加えて、本年度は同大学のDr. Lindsey A. Gibsonに研究のグループに入ってもらった。 4.学会発表:上記の研究を踏まえ、The 5th World Business Ethics Forumにおいて学会発表した(Joji Nakaya ”Ethical Challenge of Social Media”、Proceedings of the 5th World Business Ethics Forum)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度はおおむね予定通りの研究の進捗状況である。以下、応募書類の年度計画に従って自己点検する。 1.データ解析:前年度に行ったアンケート調査を踏まえ、各種多変量解析手法を用いて分析した。その結果は上述の通り各種学会にて発表することができた。 2.ヒアリング調査:米国企業のソーシャルメディアの利活用について、3日間にわたり訪問調査をした。その結果は上述の通り学会発表することができた。 3.米国研究者との共同研究:上述の通り共同研究を継続している。米国の研究協力者2人は次年度に出版予定の書籍の執筆者になっている。 4.文献による理論研究:理論研究および実証研究を踏まえた書籍『ソーシャルメディアとビジネス倫理』(仮題)を出版するための打ち合わせを金沢医科大学で行った。 5.学会発表:①Joji Nakaya “Ethical Challenge of Social Media” The 5th World Business Ethics Forum: Corporate Social Responsibility and Sustainability、in Macau ②Idota, H.他 Empirical Study on How Social Media Promotes Product Innovation”, 20th ITS Biennial Conference ③井戸田博樹他「インターネットの口コミが購買行動に及ぼす影響-女子学生の化粧品購買のアンケート調査から-」、経営情報学会2014年春季全国研究発表大会 ④井戸田博樹「企業におけるソーシャルメディア活用の有効性活用に関する実証研究」、工業経営研究学会第29回大会 ⑤中谷常二、井戸田博樹「米国観光業のソーシャルメディアを用いたマーケティング-クアロアランチを事例として」、日本情報経営学会第69回全国大会
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度(最終年度) 交付申請書に記載した研究計画に沿って、今後の研究について述べる。 1.ヒアリング調査の継続:上述の研究を継続し、ソーシャルメディアを利用する企業のヒアリング調査をより一層深化させる。 2.文献による理論研究:上述の研究を継続する。 3.米国研究者との共同研究:下記に示した通り、今後の研究はDr. William Sodeman、Dr. Lindsey A. Gibsonとの共同研究の計画が多く予定されている。 4.学会発表:"Business usage of social media in Japan and North America"のタイトルで研究協力者Dr. William Sodemanおよび研究代表者中谷常二、研究分担者井戸田博樹がバンクーバーで行われるSociety for Business Ethics Annual Meeting 2015のパネルセッションで発表する予定である。また、松山で行われるThe 2nd Multidisciplinary International Social Networks ConferenceにおいてもDr. William Sodeman、Dr. Lindsey A. Gibson、中谷常二、井戸田博樹が発表の予定である。 5.シンポジウムの開催:ソーシャルメディアにおける企業の倫理的課題と対策についてのシンポジウムを開催する予定である。 6.書籍の出版:『ソーシャルメディアとビジネス倫理』(仮題)と題する書籍を出版する予定である。本書籍についてはこれまでに5回以上執筆者を集めた出版打ち合わせを行ってきた。各執筆者の執筆状況も順調である。
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Causes of Carryover |
学会発表などの交通費が想定より少なく済んだため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度はカナダでの学会発表などがあるため、交通費が当初の計画より大きくなりそうである。そのため昨年度の余剰分は計画的に使用できると考える。
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Research Products
(13 results)